働く人のための感情資本論―パワハラ・メンタルヘルス・ライフハックの社会学

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働く人のための感情資本論―パワハラ・メンタルヘルス・ライフハックの社会学

  • 山田 陽子【著】
  • 価格 ¥2,420(本体¥2,200)
  • 青土社(2019/11発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 231p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791772230
  • NDC分類 366.94
  • Cコード C0036

出版社内容情報

治療でも、訴訟でも、自己啓発でもなく。
職場のパワハラ、メンタルケアと産業保健、過労自殺とうつ病、ライフハックの現場、ワーママのため息。感情が管理され、生が査定される時代。私たちは、グッとこらえたこの心の揺らぎと、どう向き合えばいいのか。毎日の仕事は、社会問題とどうつながっているのか。現代に疲弊する、働く人びとのための社会学。

内容説明

職場のパワハラ、メンタルケアと産業保健、過労自殺とうつ病、ライフハックの現場、ワーママのため息。感情が管理され、生が査定される時代。私たちは、グッとこらえたこの心の揺らぎと、どう向き合えばいいのか。毎日の仕事は、社会問題とどうつながっているのか。現代に疲弊する、働く人びとのための社会学。

目次

はじめに―働く人のための感情資本論
第1章 感情という資本―職場でコミュニカティブであること
第2章 メンタルヘルスという投資―メンタル不調=リスク=コスト
第3章 自殺のリスク化と医療化―労働者の自殺はいつ、どのようにして「労働災害」になったのか
第4章 自殺の意味論―労働者の死をめぐる語り
第5章 「パワーハラスメント」の社会学―「業務」と「うつ病」のフレーム・アナリシス
第6章 時は金なり、感情も金なり―ライフハックの現場から
第7章 ワーキング・マザーの「長時間労働」―「ワーク・ライフ・過労死?」

著者等紹介

山田陽子[ヤマダヨウコ]
神戸大学大学院総合人間科学研究科博士後期課程修了。博士(学術)。現在、広島国際学院大学情報文化学部現代社会学科准教授。専門は社会学(感情社会学、医療社会学、社会学理論)。主著に『「心」をめぐる知のグローバル化と自律的個人像』(学文社、日本社会史学会奨励賞受賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

どんぐり

87
職場でイラついた上役に「ふざけるな!」と怒号を発せられても、「倍返しダ!」と言えないのがビジネスパーソンの生きる社会だ。そこには感情文化と社会規範がある。本書は、この分野で有名なホイックシールドの「感情労働」とイルーズの「感情資本主義」の概念を紹介し、働く人の感情管理について自殺やメンタルヘルス、パワーハラスメントの問題、さらには「ライフハック」のストレスなく生産性を上げる仕事術までを論じている。→2021/05/22

きいち

28
中心を占めるパワハラによる自殺の事例。遺族たちが勝ち取った労災認定と企業の責任、その勝利の源である医療化の枠組みが遺族を苦しめてしまうダブルバインド。何人もの遺族への聞き取りから著者はこの構図を明らかにする。何というか、凄い。◇秀逸なのは、ワーママのセカンドライフの過労、時間管理のライフハックといったテーマによって、重い事例が私たちの日常と地続きであることを示してくれること。感情を資本としてとらえるあたりまえの苦しさ。◇でも、感情管理のスキルが自らを救う力であることも事実。私たちも綱渡りの当事者…。2020/02/02

塩崎ツトム

19
鬱病などのメンタルヘルス管理の普及は、なぜその病が起きたのかへの社会的原因の追究を妨げ、ひいてはメンタル管理できない労働者の「自己責任」にされる恐れがあるが、日本においてはちょっと事情が違うらしい。現在「過労死・過労自殺」が労災として認定されるには法学と医学の搦め手的な妥協の結果であり、それにより多くの自殺者やその遺族がある程度の救済を得るようになったのはいいことだが、一方で街灯の当たらないところにあるメンタルの問題(労働資源とされない人間の精神医療など)は取りこぼされてはいないだろうか?2025/06/06

白黒豆黄昏ぞんび

13
長時間労働と家事の両立で体調を崩してしまった身としては、またあんな状態になるかもしれない恐怖で社会復帰がなかなかできないでいる。そこにパワハラの問題もあったので、またあんな目にあうかもしれないと考えるとますます働くのが怖い。2022/01/13

Mc6ρ助

11
社会学は世の中のありようを明らかにしてくれ目から鱗も多いが解決策を与えてくれるわけではない。とはいえ、本来経済原理で動くはずの職場で、そこで働く人たちが職場で感情管理が必須、感情資本を消費しなければならないとは。『 厚生労働省による「職場のパワーハラスメントの予防・解決にむけた提言」に、・・「互いを受け止め、人格を尊重しあう」こと、「互いに理解し協力しあうため、適切にコミュニケーションを行うよう努力する」こと・・しかしながら、・・大多数の働く人々はすでに十分すぎるほどに互いの人格を尊重しあおうと試(続く)2020/02/12

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