「ほころび」の精神病理学―現代社会のこころのゆくえ

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「ほころび」の精神病理学―現代社会のこころのゆくえ

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  • サイズ B6判/ページ数 275p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791771851
  • NDC分類 493.71
  • Cコード C0011

出版社内容情報

現代社会の「ほころび」30年史。精神医学の裁縫道具箱。
ユーウツ、心の闇、リスカ、メンタル、自閉、ひきこもり、アスペ、コミュ障、多動……。さまざまな言葉によって時評されてきた、現代社会を生きる人びとの「こころ」。この30年間、精神科医療はどのように変化し、精神科医は心の何を診断してきたのか。わたしたちは、この心の裂け目とどう付き合えばいいのか。「気分」と「症状」のあわいから、現代社会のほころびをするどく描き出す。

内容説明

「気分」と「病態」のあいだで。弱い知としての精神医学。脆弱性と不安定性の時代。ユーウツ、心の闇、ひきこもり、依存、リスカ、メンタル、アスペ、多動…。病態の変化の背景にある、社会の変容を見据えながら、いま精神科医療に求められていることは何か、ほころびの手ざわりをたよりに考える。

目次

ほころびに何を見るか
1 現代社会の裂け目(震災後のこころのゆくえ;「前進すること」と「立ち止まること」の間で―東日本大震災から五年;「メンタル問題で、ちょっと」―自立と先制医療)
2 精神医学の潮目1(憂うつはもう機能しないのか―「不安」と「うつ」の役どころ;「うつ」の味―精神科医療と噛みしめがいの薄れた「憂うつ」について;「多動」の時代―アナタの何を信じ、何を愛すればいいのか)
3 精神医学の潮目2(主役が交代するとき―統合失調症と自閉症スペクトラム障害の現在;ラカンの理論から考える自閉症;自閉症スペクトラム障害と思春期―成人の精神科医療の立場から)
4 精神病理学の結び目(精神の病理、責任の主体―社会の変容と病態の変化を踏まえて;心的因果性と精神療法―逆行する二つの時間性;精神分析と科学―真理は女の側に、知は男の側に)
私たちの立っている場、そしてこれから

著者等紹介

鈴木國文[スズキクニフミ]
1952年生まれ。松蔭病院院長・名古屋大学名誉教授。精神科医。名古屋大学卒業。マルセイユ大学外人助手、京都大学保健管理センター講師、名古屋大学大学院医学系研究科リハビリテーション療法学専攻教授・名古屋大学学生相談総合センター長などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。