カバラ―ユダヤ神秘思想の系譜 （新・新版）

箱崎 総一【著】

青土社（2019/07発売）

• サイズ B6判／ページ数 464p／高さ 20cm
• 商品コード 9784791771813
• NDC分類 199
• Cコード C1014

出版社内容情報

13世紀まで、口伝のほか知られず、秘密の闇に閉ざされていたユダヤ教神秘主義――「カバラ」。西欧思想の根底に横たわるユダヤ教の伝承“カバラ”を、基本的な典籍『創造の書』や、また、『聖書』『タルムード』とならんで第三の聖典ともいわれる『ゾハル』によって解き明かす。情念と信仰の象徴体系として、ユングやフロイトにまで受けつがれ、現代精神医学成立の根拠ともなったその内的宇宙を検証する。

内容説明

西欧思想の根底に横たわるユダヤ教の伝承“カバラ”を、基本的な典籍『創造の書』や、また、『聖書』『タルムード』とならんで第三の聖典ともいわれる『ゾハル』によって解き明かし、情念と信仰の象徴体系として、ユング、フロイトにまで受けつがれて、現代精神医学成立の根拠ともなったその内的宇宙を検証。

目次

まえがきにかえて―ニューヨーク市立病院の出会い
第１章　カバラの起源
第２章　創造の書
第３章　預言者たち
第４章　光輝の書
第５章　カバリストの系譜
第６章　カバラと現代

著者等紹介

箱崎総一［ハコザキソウイチ］
１９２８‐１９８８。専攻は精神医学（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

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[佐倉]

カバラを思想的な面や歴史から追いかけた一冊。タロット占いやゲマトリアなどは今日のオカルトコンテンツでも隆盛を誇るが、そうした通俗的カバラではなくその元ネタを追いかけることを目的としている感があった。初めて知る用語や人物が多かったが、イブン・ガビロールの思想、偽救世主、光輝の書の偽書的な登場、創造の書の翻訳など興味深い部分も多かった。

2022/06/22