回想の伊達得夫

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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791771769
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0095

出版社内容情報

伊達得夫とは誰だったのか?
神田の露地裏、間借りしたオフィスに居を構え、書肆ユリイカは戦後の混乱と解放の時代に出発した――。自死した原口統三、不遇の時期にあった稲垣足穂、そして未知の領野に臨もうとしていた戦後の詩人たちを次々と世に問い、戦後の出版界に独自の位置を占めた伊達得夫。伊達と共に、そして現在まで戦後詩の地平を歩んできた著者による、伊達得夫という一人の人間についてのメモワール。

内容説明

戦後の混乱期、神田の露地裏の木造二階建てのビルにもぐりこみ、自死した原口統三の遺著を出版して出発、不遇の稲垣足穂を愛しながら、窮乏に耐え、無名の若い詩人たちの詩集を次々に刊行し、戦後詩が始まる場所を確立した、特異な出版人・伊達得夫。彼の優しい心と陰影に富んだ人格の謎、不滅の業績を、親交のあった著者が情感豊かに解き明かす。

目次

第1部(『二十歳のエチュード』;書肆ユリイカ;『戦後詩人全集』と詩誌『ユリイカ』;稲垣足穂と伊達得夫)
第2部(生立ち・結婚・上京;京都大学の伊達得夫;「風と雁と馬蓮花」)

著者等紹介

中村稔[ナカムラミノル]
1927年、埼玉県大宮生まれ。詩人・弁護士。一高・東大法学部卒、『世代』同人。1950年、書肆ユリイカから詩集『無言歌』を処女出版。詩集『鵜原抄』(高村光太郎賞)、『羽虫の飛ぶ風景』(読売文学賞)、『浮泛漂蕩』(藤村記念歴程賞)、『言葉について』(現代詩人賞)、伝記『束の間の幻影 銅板画家駒井哲郎の生涯』(読売文学賞)、自伝『私の昭和史』(朝日賞、毎日芸術賞、井上靖文化賞)ほか、著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ラム

1
書肆ユリイカ伊達得夫の評伝(中村は「伝記を書くつもりはない。彼の人柄、人格を書きとどめておきたい」と云う) 伊達には自伝でもある遺稿集「詩人たちユリイカ抄」があるが、中村はその出版発起人の一人 伝説の出版人の功罪相半ばする功績を冷静に評価したもの 自身「私の昭和史」と重複も多いというが、日本の現代詩の黎明期を出版で支えた書肆ユリイカの業績を辿りながら、その人となりを綴る 特に中村も知らなかった足穂への執着は驚き 中村は長命で、本書も92歳で上梓し、その後も評論や随筆など精力的に出し衰えを知らないかのよう2022/02/26

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