“内在の哲学”へ―カヴァイエス・ドゥルーズ・スピノザ

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  • サイズ B6判/ページ数 500p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791771691
  • NDC分類 135
  • Cコード C0010

出版社内容情報

絶望と勇気! 現代思想の次なる航海
『数学的経験の哲学』で颯爽と登場した哲学界の俊英がつぎに向かう先とは? スピノザという意外な補助線を引き、カヴァイエスとドゥルーズという一見して無関係に見える哲学者のあいだに「実在」をめぐる思考の共鳴を見いだす。〈内在の哲学〉の哲学的基盤を探る野心的な試み!

内容説明

我々が“現在”の外へ出るために、いま“内在の哲学”の哲学的基盤が必要とされている。カヴァイエス、シモンドン、ドゥルーズ、バディウ、メイヤスーらを射程に、エピステモロジー、シミュラークル論、プラトニスムといった複線を展開、「内在」と「外」、そして「脳」へと、哲学界の俊英が思考の臨界に迫る。

目次

序 現在の“外”を思考するために
第1部 エピステモロジーとドゥルーズ(カヴァイエスの問題論的観点から見た科学的構造の生成―来るべきエピステモロジーのために;ドゥルーズの科学論―問い‐存在に向かうプラトニスムの転倒。『差異と反復』の解釈;エピステモロジーの伏流としてのスピノザ、あるいはプラトン―Knox Peden,Spinoza contra Phenomenology.French Rationalism from Cavaill`es to Deleuzeを読む;ドゥルーズはシモンドンの議論をいかに理解し使用したか―ドゥルーズの忠実さと過剰さ;アナロジーとパラロジー;存在論をおりること、あるいは転倒したプラトニスムの過程的イデア論―ポスト・バディウのドゥルーズ;メイヤスーとバディウ―真理の一義性について)
第2部 カヴァイエス、ドゥルーズをへてスピノザへの回帰と“外”の思考(カヴァイエス、エピステモロジー、スピノザ;カヴァイエスの哲学における「操作」概念の実在論的理解のために;ある理論が美しいといわれるとき、その真の理由は何でありうるか;カヴァイエスの「一般化の理論」の形式化に向けた考察―フロリディの「情報実在論」とカヴァイエスのフッサール批判;「問題‐認識論」と「問い‐存在論」―ドゥルーズからメイヤスー、デランダへ)
第3部 “内在の哲学”への道程(普遍的精神から、ネットワーク状のプシューケーでなく、特異的プシューケーへ―思考の脱植民地化とEndo‐epistemologyへの転回のために;「内在の哲学」序説―知性の問題論的転回;哲学の外部であり同時にその内在平面でもある「脳」―「思考するのはまさに脳であり、人間ではない。なぜなら人間とはひとつの脳的結晶化にすぎないのだから」というドゥルーズとガタリ『哲学とは何か』結論部の文言の読解について;郡司ペギオ幸夫『天然知能』の要約と注解;現代思想の古層と表層のダイアグラム)

著者等紹介

近藤和敬[コンドウカズノリ]
1979年生まれ。福井県で育つ。哲学者。大阪大学人間科学部卒業、同大学院人間科学研究科博士課程単位取得退学。大阪大学博士(人間科学)。専門はエピステモロジー、概念の哲学、現代思想。現在、鹿児島大学法文教育学域法文学系准教授。フランス現代哲学を基礎に、古代・中世・近代と時代を越えた哲学相互の関係・連環をさぐる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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渡邊利道

3
カヴァイエスと科学哲学史を中心に、十九世紀から二十世紀にかけてのフランス哲学を概観しスピノザ哲学のラディカルな受容を見、そこからドゥルーズ哲学とその批判を検討してプラトニズムの転倒とシミュラークル論を抽出し、「純粋内在」が唱えられる。カヴァイエスの「問題の理論」と、メイヤスーのバディウ論から両者の議論の難点を取り出してくるあたりはとても面白かった。肝心の「純粋罪ない」がよくわからなかったが、それはこれから出るだろう「主著」に期待したほうがいいのかなあ。後ペギオはやっぱり読んだほうがいいのかなあ。2020/01/14

takao

2
ふむ2024/09/14

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