病む、生きる、身体の歴史―近代病理学の哲学

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病む、生きる、身体の歴史―近代病理学の哲学

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  • サイズ 46判/ページ数 324p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791771684
  • NDC分類 491.6
  • Cコード C0010

出版社内容情報

「病気」の向こう側にあるもの。
科学者たちは顕微鏡のなかの小さな生きものを、どのように病原菌としてとらえたのか。近代は病いについていかなる言葉で語ってきたか。微生物の発見。ワインの味。臨床医学の誕生。エイズとその隠喩。「らい」と戦後日本。疲弊と回復――。病いとその表象の向こう側にある、生きているわたしたちの歴史。

内容説明

科学者たちは顕微鏡のなかの小さな生きものを、どのように病原菌としてとらえたのか。近代は病いについていかなる言葉で語ってきたか。微生物の発見。ワインの味。臨床医学の誕生。エイズとその隠喩。「らい」と戦後日本。疲弊と回復―。病いとその表象の向こう側にある、生きているわたしたちの歴史。

目次

1 身体を切る・開く(血液循環論と心臓―近代医学の身体;顕微鏡が変えた世界の見方―人体のうちとそと;一九〇〇年的臨床身体・試論;一九世紀の果実、二〇世紀の種子―パストゥールについて)
2 病むことの意味・価値(誰もひとりではない、貧しいものはなおさら―フーコー『臨床医学の誕生』を読む;隠喩と科学の歴史―感染症と二〇世紀;疲れの病理学―P・ジャネにおける「病気」と「治療」;病いに別れを告げる―「らい」と日本社会の戦後)
3 生をとらえる・もとめる(“科学”と「信じられない事柄」;自生するものについて―アメリカ、二〇世紀をめぐる試論;臨界・生成・「われわれ」の知―「微細な生」をめぐって;生きているものをとらえる難しさ)

著者等紹介

田中祐理子[タナカユリコ]
1973年埼玉県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。博士(学術)。現在、京都大学白眉センター特定准教授。専門は、哲学・科学史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やいっち

85
我輩はなんだって病……病むことがこんなに気になるのか。この数年、科学プロパーの本もいいが、哲学の重要さや意義を改めて考えるようにもなってきた。  例えば、病原体の発見。魔法のような特効薬の開発。また新たな病原体の発見と特効薬。人類はその繰り返しの果てに、「人類を苦しませた病いは消えたが、今日の私たちはまた違った病いの数々に苦しんでいる。」2019/12/04

アキ

58
1543年ヴェサリウスが著した解剖書ファブリカが近代医学への誘い水。1677年レーウエンフックが顕微鏡で微生物を発見したと発表。1892年多くの微生物が病気の原因と解明され、パスツールがワクチンを開発。生物学と化学の結合。フーコーの臨床医学の誕生は分類学的医学が消え病の制度的空間化という形態の誕生を指す。20世紀半ばに分子生物学が生まれる。エイズがソンダクのいう隠喩として使用。著者が辿る医学史における考察が好奇心を刺激する一冊。医学とは科学なのか?「真理とは、生命の長い年代記において最も新しい誤りである」2019/11/17

さたん・さたーん・さーたん

5
今日の我々の病理観・身体観はごく最近に築かれたものであり、どのような変遷を経て今に至るのか、「血液循環」~「「微生物・菌」など医療対象の明確化・細分化、技術革新・社会構成変革に伴う医者の意義あるいは病気に対する認識への変化、バイオテクノロジーが迫る生命の深淵、などを哲学を下敷きにして語る。難しいが読みごたえがある。2019/10/23

cochon_voyage

1
なんて難解な文章!目次のタイトルはどれもすンごく興味深いのに、悲しいかな日本語としてゼンゼン頭に入ってこない。まるで翻訳文のよう…。私には読みこなせなかった。残念。ひとつ印象に残ったのは「元気に生きている人間の身体をメスで切り開けば、その身体はたちまち元気でなくなってしまう…」というところ。医学はいつまでたっても、きっと不完全2022/02/06

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