出版社内容情報
稀代の哲学者、その思想の淵源へ
世界が大きく変わる時代に、あらゆる領野を、その独自の思想で切り開き、後世に多大なる影響を与えたジョルジュ・バタイユ。彼が携わった雑誌『ドキュマン』を中心に、第一人者が不世出の思想家に迫る。
目次
第1部 人と社会に変化を求める芸術(新たな様相の思想;人体、人間、民族誌学―『ドキュマン』前夜から;表出と批判―『ドキュマン』の図像世界;転覆、そして浮遊する空間)
第2部 芸術と哲学(若きバタイユとシェストフの教え―「星の友情」の軌跡;プラトンの受容―シェストフ、バタイユ、デリダ;存在と観照―バタイユの論考「八〇日間世界一周」をめぐって)
第3部 『ドキュマン』からの変化(ゴッホ論のゆくえ;「現代精神」のゆくえ―芸術を宗教の地平へ開かせる)
著者等紹介
酒井健[サカイタケシ]
1954年、東京生まれ。東京大学文学部仏文科卒業後、同大学大学院へ進学。パリ大学でジョルジュ・バタイユ論により博士号取得。現在、法政大学文学部教授。2000年に『ゴシックとは何か』でサントリー学芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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