高村光太郎の戦後

個数:

高村光太郎の戦後

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年11月12日 01時05分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 477p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791771639
  • NDC分類 911.52
  • Cコード C0095

出版社内容情報

巨人の知られざる戦後の生
近代を代表する詩人であり彫刻家、そして、同時に戦争協力の罪業を負う人――高村光太郎。その背後にあった生活と思想とは。花巻での疎開生活と山房での独居、同じく時勢に与した斎藤茂吉との比較、失敗に終わった十和田裸婦像の製作過程……それらを追うなかで浮かびあがる、近代の巨人の隠された姿。前著『高村光太郎論』にも書かれなかった、一人の人間の〈戦後〉を丹念に写しとった、渾身の一書。

内容説明

戦争を賛美した二人の巨人、詩人・彫刻家高村光太郎と歌人斎藤茂吉。戦後、光太郎が岩手県花巻郊外に独居して書いた『典型』と茂吉が山形県大石田に寓居して書いた『白き山』の定説を覆し、緻密な論証により正当な評価を与え、光太郎の十和田湖裸婦像の凡庸な所以を新たな観点から解明した卓抜で野心的評論。

目次

第1章 高村光太郎独居七年
第2章 高村光太郎『典型』と斎藤茂吉『白き山』
第3章 上京後の高村光太郎―十和田裸婦像を中心に

著者等紹介

中村稔[ナカムラミノル]
1927年、埼玉県大宮生まれ。詩人・弁護士。一高・東大法学部卒、『世代』同人。1950年、書肆ユリイカから詩集『無言歌』を処女出版。詩集『鵜原抄』(高村光太郎賞)、『羽虫の飛ぶ風景』(読売文学賞)、『浮泛漂蕩』(藤村記念歴程賞)、『言葉について』(現代詩人賞)、伝記『束の間の幻影 銅版画家駒井哲郎の生涯』(読売文学賞)、自伝『私の昭和史』(朝日賞、毎日芸術賞、井上靖文化賞)ほか、著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

なおこっか

5
岩手への疎開とその後7年に及ぶかの地での生活を、高村光太郎の手紙、日記、詩から追う。高村の文章は好きなので、岩手の自然描写や戦後復興が進む様子も伺い知れたのは良かった。戦後7年間、岩手での独居はストイックであり、コミュニティに配慮し、文化人としての使命を意識しているように思える。詩として結実した作品は、戦争礼讚への自省も滲む。だが、生活と作品が直結していたように感じられる宮沢賢治と比べると(疎開は宮沢清六氏に支えられた)、高村の作品は、生活とはやや乖離感があり、理想的でありすぎないか、とも思う。2020/08/16

クリフトン

1
高村光太郎と斎藤茂吉の二人の戦後 戦意高揚への贖罪を問う内容 それにしても引用が多く なかなか読み切れなかった  もしも あの戦争に勝っていたら又は講和に持ち込めていたら 二人はどうだったのだろうと妄想した 戦意高揚もどこまで本気だったのか様々だろう とことんそう信じていたのなら沈黙することが出来るだけで なまじ態度を変えることはできない気もする 負けたからといってひっくり返る思想とは信用できるものだろうか  2019/07/03

takao

0
ふむ2025/01/26

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13700233
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ドワンゴ」にご確認ください。

最近チェックした商品