ひとりで暮らす、ひとりを支える―フィンランド高齢者ケアのエスノグラフィー

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ひとりで暮らす、ひとりを支える―フィンランド高齢者ケアのエスノグラフィー

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  • サイズ B6判/ページ数 261p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791771615
  • NDC分類 369.26
  • Cコード C0036

出版社内容情報

これが、北欧型福祉国家のリアル
「豊かで手厚い福祉」というイメージの北欧・フィンランド。しかし、実際のところはどうなのだろう? 風土・家族・地域・自由・記憶という5つの視点から紐解いていく。島嶼地域に暮らす独居高齢者たちへの長年のフィールドワークを中心に、気鋭の文化人類学者が、今まさに変化する北欧の高齢者ケアのリアリティを掬いとる。

内容説明

風土、家族、地域、自由、記憶。5つの章から、フィンランドの高齢者介護のリアルを描き出す。親族介護者、ディアコニ、帰還担当官、メモリーコーディネイターなど、さまざまな人びとに支えられるケアの現場に、何を見いだすことができるのか。島嶼地域に暮らす独居高齢者を長年にわたり調査してきた気鋭の文化人類学者が、制度と実践の両面から「年老いていくこと」の本質をすくいとる。

目次

第1章 風土(福祉と天気;岩礁海域心変わりと空;まとめ―群島町の天候‐世界)
第2章 家族(北欧型福祉国家と家族;公的ケア、私的ケア;親族介護;まとめ―ゆっくりと家族になっていく)
第3章 地域(フィールドワークのはじまり;現場に入る;慈善、博愛、福祉;フィールドワーカーのホリズム;まとめ―コミュニティという幻想)
第4章 自由(独居する人びと;強い選択;新たな自由;まとめ―古い自由、新たな自由)
第5章 記憶(認知症と社会;記憶と文化;まとめ―老いること、忘れること(覚えていること))

著者等紹介

〓橋絵里香[タカハシエリカ]
千葉大学人文科学研究院准教授。1976年、東京都生まれ。筑波大学第二学群比較文化学類卒業、東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得満期退学。博士(学術)。専門は文化人類学、医療人類学、フィンランドの島嶼地域をフィールドに、高齢者ケアの人類学的研究をおこなっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ワッピー

25
フィンランドの仮称「群島町」における高齢者ケアのフィールドワーク記録。一地域の事例を北欧全体に敷衍することはできないと著者は断っているものの、当事者の希望する在宅ケアにより孤立した森林地帯への日常的な訪問、そして夜中の緊急呼び出しにも対応する大変な負担を可能にする仕組みを構築しているのは、個人の尊重を基盤とする社会思想の賜物のように感じられる。とはいえ、予算見直しから派生する人手不足・ケアサービスの個人負担化という問題が忍び寄っていることもまた事実。フィンランド社会を知る上でも非常に興味深い一冊でした。 2019/10/21

てんてん

3
高福祉のフィンランドの高齢者事情に興味をもって読みました。個人の意志を第一に尊重する姿勢と手厚いフォローにびっくりしたけれど、高齢者(親)は社会がケアするもの というのが社会通念であるのだとしたら、私にはそれが一概に素晴らしいことだとは言えない気がします。それぞれの国の気質と事情は違うものだから、国によってベストな福祉も違うんだろうなと思いました。2020/01/08

じーも@この度本屋さんとかを開きました

2
おもしろかった。対処すべき事柄と解決すべき課題という認識の違い、というのが興味深い。2025/03/20

takao

2
ふむ2022/11/24

10畳

2
フィンランドの高齢者のquality of lifeのあり方。 基本的に、高齢になってもすでに独立した子供と同居はしない。そしてある程度の高齢になったら、ケアホームに入るのか、ギリギリまで自宅生活するのか、延命措置したいのかなど自分で希望を決めておく。状況に応じて希望は変更可対応。緊急の時は、遠くの血縁ではなく近所の人にも裁量権がある。死までの老後生活を段階的に自分で考えて相談し決めるのは、個の尊厳に叶っていると思った。2020/08/18

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