科学者と魔法使いの弟子―科学と非科学の境界

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科学者と魔法使いの弟子―科学と非科学の境界

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  • サイズ B6判/ページ数 201p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784791771349
  • NDC分類 402
  • Cコード C0040

出版社内容情報

ヒロシマ、ナガサキ、フクシマ…。「核」=〈解けない魔法〉をめぐるもう一つの歴史。
魔法をかけることはできるが、解くことはできない「魔法使いの弟子」。ドイツの詩人ゲーテが書いたこの物語は、進歩いちじるしい科学技術、とりわけ原子力にたとえられてきた。戦前の日本で兵器研究として進められた核技術は、戦後は原子力発電所として継続した。日本人のアイデンティティに科学技術はいかに作用したのか? ユニークな視点で真摯に読み解く。

中尾麻伊香[ナカオマイカ]
著・文・その他

内容説明

原子力という“解けない魔法”をめぐるもうひとつの科学史。魔法をかけることはできるが、解くことはできない「魔法使いの弟子」。ドイツの詩人ゲーテによるこの物語は、進歩いちじるしい科学技術、とりわけ原子力にたとえられてきた…。科学技術とアイデンティティの関係をユニークな切り口で真摯に描き出す。

目次

第1部 ファウストの末裔―科学は脱魔術なのか?(原子力をめぐる錬金術物語―想像される科学技術と召喚される魔法の言葉;「科学者の自由な楽園」が国民に開かれる時―STAP/千里眼/錬金術をめぐる科学と魔術のシンフォニー;疎外されゆく物理学者たち―加速器から原子力まで)
第2部 メフィストの誘惑―いつまで「人間」でいられるのか?(ノイマン博士の異常な愛情―またはマッド・サイエンティストの夢と現実;恐竜と怪獣と人類のあいだ―恐竜表象の歴史をたどって;ゴジラが想像/創造する共同体―「属国」としての「科学技術立国」)

著者等紹介

中尾麻伊香[ナカオマイカ]
1982年ドイツキール生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。専門は科学史・科学文化論。立命館大学衣笠総合研究機構専門研究員、マックス・プランク科学史研究所ポストドクトラルフェロー、コロンビア大学客員研究員を経て、長崎大学原爆後障害医療研究所助教。戦時中の核研究の遺品を追ったドキュメンタリー映画「よみがえる京大サイクロトロン」を制作するなど、多彩な研究活動を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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mataasita

8
大学の先輩の本。インドネシアに一緒に探検しにいったことが懐かしい。諸外国から日本も科学者たちが名声を得てヒーローとなりながら社会の変化とともに有り様を変えていく姿が丁寧に描かれていて分かりやすかった。最後のシンゴジラが描いたもの、象徴していたものについての論考が特に面白かった。いずれにせよ、新しい小型の原発をつくりましょう!と明るく笑顔でほざいてるバカな女にも一読を勧めたい。2021/09/25

Gamemaker_K

7
俺は数学はそんなにダメな方じゃなかったが、とにかく理科が何一つできなかった。そんな自分が科学者に望むことは、見えてないものを見せてください、ということなんだよね。…大河内所長時代の理研の話は、前に「栄光なき天才たち」という漫画で読んだことがある。あんな雰囲気で仕事できたら楽しいだろうね。今の職場がそうじゃない、というわけではないが。2019/06/18

TETSUYA

4
「シンゴジラ」の考察が面白い2019/04/21

Riko

2
図書館本2024/03/10

かっぱ

2
ファウストをまくらに、クラークのかの有名な「高度に発達した科学は…」のフレーズを伴奏に、科学(特に原子力)が社会に受け入れ等れる煮あたって、いかに魔術的装束をまとってきたか、を分析した科学史の本。現代思想に掲載されたいくつかの記事をまとめた本。サイクロトロンの仁科芳雄の記述が興味深い。かなりおすすめ。2019/05/19

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