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出版社内容情報
相模原障害者殺傷事件以前/以後をつなぐ、現場から組み上げたケア論の到達点。
介助するとはそもそもどういった経験か。「介助で食べていく」とはどういうことか。介助する人/される人が培ってきた〈つながり〉の技法とはいかなるものか。介助者として長年暮らしてきた著者が誘う、障害者と健常者がともに地域で暮らし続けるための必読書。
渡邉琢[ワタナベタク]
著・文・その他
内容説明
相模原障害者殺傷事件は社会に何を問いかけたのか。あらためて、いま障害のある人とない人がともに地域で生きていくために何ができるのか。障害者と介助者が互いに傷つきながらも手に手を取り合ってきた現場の歴史をたどりながら、介助と社会の未来に向けて言葉をつむぐ。
目次
1 相模原障害者殺傷事件をめぐって(亡くなられた方々は、なぜ地域社会で生きることができなかったのか?―相模原障害者殺傷事件における社会の責任と課題;障害者地域自立生活支援の現場から思うこと―あたりまえの尊厳とつながりが奪われないために ほか)
2 介助者として生きる/働くとはどういうことか(「介助者」「介護者」「ヘルパー」「健常者」「支援者」などの呼称をめぐって―障害者運動のバトンをめぐる一考察;ベーシックインカムがあったら、介助を続けますか?―介助者・介護者から見たベーシックインカム ほか)
3 高齢者介護や障害者差別解消法をめぐって(障害者介護保障運動から見た『ケアの社会学』―上野千鶴子さんの本について;障害者介護保障運動と高齢者介護の現状―高齢者介護保障運動の可能性を考える ほか)
4 奪われたつながりを取り戻すために(とまどいと苦難―相模原の事件のあとに感じること;支援・介助の現場で殺意や暴力と向き合うとき―社会の秘められた暴力と心的外傷(トラウマ)について ほか)
著者等紹介
渡邉琢[ワタナベタク]
1975年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士前期課程修了。2000年、日本自立生活センターに介助者登録。2004年度に同センターに就職。以降、障害者の自立生活運動や介護保障運動に事務局兼介助者として尽力。現在、日本自立生活センター事務局員、NPO法人日本自立生活センター自立支援事業所介助コーディネーター、ピープルファースト京都支援者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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