出版社内容情報
人間は孤独だが、ひとりきりでは生きていけない。
自分とは境遇の違う人と共に生きるにはどうすればいいのか。遠くにいる人とつながることなどできるのだろうか。すぐそこにある隔たりから、政治思想の問いは出発する――。規律社会の統治のテクノロジーを鋭く読み解きながら、紛争や暴力を治め、分断に抗う連帯の可能性を構想する試み。
重田園江[オモタソノエ]
著・文・その他
内容説明
人間は孤独だが、ひとりきりでは生きていけない。自分とは境遇の違う人と共に生きるにはどうすればいいのか。遠くにいる人とつながることなどできるのだろうか。すぐそこにある隔たりから、政治思想の問いは出発する―。規律社会の統治のテクノロジーを鋭く読み解きながら、紛争や暴力を治め、分断に抗う連帯の可能性を構想する試み。
目次
1 隔たりと統治(監視と処罰の変貌;リスクを細分化する社会;市場化する統治と市場に抗する統治 ほか)
2 隔たりと連帯(「隔たり」について;なぜ社会保険に入らなくてはいけないの?;協同組合というプロジェクト ほか)
3 隔たりと政治(ナウシカとニヒリズム;暴力・テロル・情念―『革命について』に見る近代;なぜ政治思想を研究するのか ほか)
著者等紹介
重田園江[オモダソノエ]
1968年兵庫県西宮市生まれ。早稲田大学政治経済学部、日本開発銀行を経て、東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。現在、明治大学政治経済学部教授。専門は、現代思想・政治思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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Haruki