映画はおそろしい (新装版)

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  • サイズ B6判/ページ数 360p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791770915
  • NDC分類 778.04
  • Cコード C0074

出版社内容情報

すべての映画はつまり、ホラー映画なのだ。
ホラー映画をこよなく愛し、前人未踏のホラーを撮り上げた現代最高の映画作家が語る、映画のこわさ、映画のふしぎ。「ホラー映画とは何か」にはじまり、ホラー映画ベスト50、生涯映画ベスト10、敬愛する監督たちに捧げるエッセイから映画祭滞在記まで。全作品録を大幅増補し、待望の復刊!

黒沢清[クロサワキヨシ]
著・文・その他

内容説明

ホラー映画をこよなく愛し、前人未踏のホラーを撮り上げた現代最高の映画作家が語る、映画のこわさ、映画のふしぎ。「ホラー映画とは何か」にはじまり、ホラー映画ベスト50、生涯映画ベスト10、敬愛する監督たちに捧げるエッセイから映画祭滞在記まで。全作品録を大幅増補し、待望の復刊!

目次

序章 映画の授業
映画はおそろしい
おそろしい映画の正体
ビデオも歌もおそろしい
地獄の11人
地獄の5本
おそろしい欲望
ゲームだっておそろしい
地獄の読書録
地獄のダイアリー
終章 人間なんかこわくない
黒沢清全作品録

著者等紹介

黒沢清[クロサワキヨシ]
1955年、兵庫県生まれ。映画監督。立教大学在学中、蓮實重彦の映画表現論を受講、『SCHOOL DAYS』『しがらみ学園』などの8ミリ映画で注目を浴びる。長谷川和彦、相米慎二らの助監督を経て83年『神田川淫乱戦争』で商業映画デビュー。2001年、『回路』で第54回カンヌ国際映画祭国際批評家連盟賞を受賞。以降も、カンヌ、ヴェネチア、ベルリンなど国際映画祭に多く出品し、『トウキョウソナタ』で第61回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門審査員賞、『岸辺の旅』で第68回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門監督賞など受賞多数。16年公開の『ダゲレオタイプの女』で海外初進出を果たす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

De PalmaX

3
現代日本映画の巨匠の一人、黒沢清の90年代に書かれた文章をまとめた論集。簡潔ながら響く妙に実用的な地に足のついた独特の読みごたえがある文体は、さすが映像のカリスマ、という謎の説得力が。たまに大人げない清が出て来て可愛かったりもする(特に「フィルムと男とビデオテープ」)。2020/07/06

寛理

2
☆☆☆☆☆ 映画を見るうえで、非常に参考になる本。てきとうに使ってしまっている「ホラー」とか「アクション」とかいう言葉の意味をちゃんと考えさせられる。 しかしそれよりも黒沢清のユーモラスな文体が俺は大好きで、この本の「ゴダールとは何者か」というエッセイは何度読んでも笑える。2019/12/30

1
黒沢清の映画が好きだ。以前読んだ『黒沢清、21世紀の映画を語る』がとても面白かったので、今作を購入。今作は、1990年代の散文などをまとめた本(2001年刊行の新装版)。時々ハッとする文に出会う。映画への愛情、反骨精神、鋭い批評、自作への解説。とにかくいろんなもののごった煮は味が染みてて美味しいんだ。読んでみてやっぱり、黒沢清好きだなぁってなる。2023/07/26

∃.狂茶党

1
黒沢清らしさが一番出るのは、いささか場違いなゲームに関する文章たちだろう。 映画監督が映画を語る際の、煩わしさから離れ、楽しげですらある。 しかし、「歌う映画」について熱く語ったわりに、MTV(ミュージッククリップ)についての文章は、奇妙な逡巡がみられ、中途半端なところで、終わってしまう。 たんに似たような依頼が来なかったから止まっただけかもしれないが、このことについて、短時間であれ考えた、黒沢清が、何らかの結論、納得にたどり着いたのかが、気にかかる。 2021/10/17

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