心の進化を解明する―バクテリアからバッハへ

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心の進化を解明する―バクテリアからバッハへ

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  • サイズ B6判/ページ数 746p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791770755
  • NDC分類 140
  • Cコード C0010

出版社内容情報

なぜ心は存在するに至ったのか。デネット理論の集大成。
原始的生物であるバクテリアから、やがて天才的作曲家バッハの創造性に至るまで。人間の心はどれほど進化してきたのか。これからどんな進化を遂げるのか――。ダーウィニズム、チューリングの計算機理論を鍵として、人間の心(=知的デザイン)の歴史をたどり、わたしたちの心に関する理解をひっくり返す! 『ダーウィンの危険な思想』『解明される意識』を上書きする、哲学者ダニエル・デネットの新たな代表作。

ダニエル・C・デネット[ダニエルシーデネット]
著・文・その他

木島泰三[キジマタイゾウ]
翻訳

内容説明

原始的生物バクテリアはいかにしてバッハの創造性を手に入れるに至ったか。心はいつはじまり、どのように進化してきたのか。現代の科学は心をどこまで解明できるのか。ダーウィニズム、チューリングの計算理論、ミーム学など、あらゆる知を総動員し、あまたの科学者、哲学者たちを悩ませてきた「心の進化」を解明する。哲学者デネットの新たな代表作。

目次

第1部 私たちの世界をさかさまにする(序論;バクテリアとバッハの前に;理由の起源;二つの奇妙な推理の逆転 ほか)
第2部 進化から知的デザインへ(情報とは何か?;ダーウィン空間―幕間として;多くの脳から作られている脳;文化進化における語の役割 ほか)
第3部 私たちの精神を裏返す(進化したユーザーイリュージョン;ポスト知的デザインの時代)

著者等紹介

デネット,ダニエル・C.[デネット,ダニエルC.] [Dennett,Daniel C.]
1942年生まれ。ハーヴァード大学哲学科卒業、オックスフォード大学院にて博士号を取得。タフツ大学哲学教授、同認知科学研究センター所長

木島泰三[キジマタイゾウ]
1969年生まれ。法政大学大学院人文科学研究科哲学専攻単位取得満期退学。法政大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やいっち

65
哲学者は文系理系を問わず古今の裁量の文献に接していないといけない。あらゆる知を見渡した上で、人間を生命を世界を考え尽くすこと。言うは易く行うは難しである。古典もだが、最新の科学を知悉するのは、至難のわざである。現代のように科学がどこまでも細分化している中にあって、その筋の専門家でも自らの分野の全体状況を把握するのは困難になりつつある。2019/12/29

izw

9
人間の心・意識はどのようにして生じるのだろうか、という問題意識をもっていろいろな本を読んでいる。ダーウィンの進化論に従って、心が発生した起源から現在までの進化の過程を探る壮大な旅。起源は理解力なき有用性として生じた現象、それが数限りない進化を遂げて次第に高度化する。個体の間でコミュニケーションが取るようになると語(ワード)に代表されるミームが生まれ文化進化として進化が加速する。最後に、意識はユーザーイリュージョンだという話が続く。一部よく理解できないところもあり、近いうちに再読してみる予定。2019/08/31

Mc6ρ助

9
『コミュニヶーションの効用。命令し、要求し、知らせ問いただし、教え、霊感を吹き込み、怯えさせ、なだめ、誘惑し、愉快にさせ、慰める、という言語の力。 (p380)』アフォーダンスやミームはアラ還の爺さまにはいささか荷が重いのだが、コミュ力がこれだけのものならば、日本企業の未来は明るいとは言えない・・・。自意識はパソコンのデスクトップのようなものと言われて納得。我思う、我はフェイク、されど、(我)在り・・・。理解は出来てないけど方向性は分かったのかな?2019/02/09

roughfractus02

8
心身を分離したデカルト二元論を批判してきた著者は本書で、従来の哲学領域での批判と異なり、進化論とコンピュータ科学から、この分離を自己相似的な入り組んだ環として捉え直そうとする。その際、自然選択とアルゴリズムは「理解力なき有能性」と呼ばれ、進化論のボトムアップ効果が逆にトップダウン的な「知的デザイン」を作り、今度はこのデザインから作られたボトムアップ的なアルゴリズムによってダーウィニズムに回帰する。「3つの転回」を経るというこの「旅程」は、心身並行論という哲学の議論を「共進化」として捉え直す機会を提供する。2018/10/17

velikiy99

6
著者の専門は哲学で,内容として難解な部分もあるが,話の基盤となる進化生物学に加えて,計算機科学などの知見も交えて,知的好奇心をくすぐる内容になっている.本書ではヒト以外の生物の「賢い」挙動に対して,当事者の理解力や知性を帰属させる試みを戒め,それらが「理解力なき有能性」により獲得されたものと説明できることを,事あるごとに強調している.同時に,ここまでは知性・意識でそこから先はそうでない,といった線引きが,実際の進化過程が漸進的なものであることから,ナンセンスであることも,併せて強調されている.2018/12/31

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