出版社内容情報
中村稔[ナカムラミノル]
著・文・その他
内容説明
近代日本の彫刻・詩の世界に重大な足跡を残した巨人高村光太郎、その作品を雜纂に至るまで検討して、欧米留学、純愛詩集『智恵子抄』の背後に潜む暗黒、戦後の独居自炊の「自己流謫」の実相など、高村光太郎の全貌の真相を抉りだした画期的評伝。
目次
第1章 西欧体験
第2章 疾風怒涛期―「寂寥」まで
第3章 『智恵子抄』の時代(その前期)
第4章 「猛獸篇」(第一期)の時代
第5章 『智恵子抄』(その後期)と「猛獸篇」(第二期)
第6章 アジア太平洋戦争の時代
第7章 「自己流謫」七年
著者等紹介
中村稔[ナカムラミノル]
1927年、埼玉県大宮生まれ。詩人・弁護士。一高・東大法学部卒、『世代』同人。1950年、書肆ユリイカから詩集『無言歌』を処女出版。詩集『鵜原抄』(高村光太郎賞)、『羽虫の飛ぶ風景』(読売文学賞)、『浮泛漂蕩』(藤村記念歴程賞)、『言葉について』(現代詩人賞)、伝記『束の間の幻影 銅版画家駒井哲郎の生涯』(読売文学賞)、自伝『私の昭和史』(朝日賞、毎日芸術賞、井上靖文化賞)ほか、著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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