出版社内容情報
長沼毅[ナガヌマタケシ]
内容説明
宇宙はなぜ“果てない”のか、ヒトはなぜ“考える”のか、微生物はなぜ“小さい”のか―分野を横断し、時制を越境して、生きものの可能性をラディカルに照らす、生物学界の「風雲児」長沼毅の集大成。
目次
第1章 生物圏からメタ生物圏へ
第2章 「生命とは何か?」を宇宙に問う
第3章 火星に生きものはいるか?
第4章 水の世紀の“戦争と平和”
第5章 世界をやりなおしても「考えるヒト」は生まれるか?
第6章 プレ・ヒューマンの形而上学
第7章 南極の微生物―モノ湖とエウロパをつなぐ旅
第8章 富士山―コスモポリタンの漂泊地
第9章 微生物はなぜ小さいのか?
第10章 どんなものでも、どこにでも
著者等紹介
長沼毅[ナガヌマタケシ]
1961年、人間初の宇宙飛行の日に生まれる。南極、北極、砂漠、深海へと、冒険と探求をやめない生物学者。現在、広島大学大学院生物圏科学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やいっち
70
本書は「現代思想」などに書いてきた小論10篇を編集したもの。2017年刊。どの章も面白いが、個人的には第9章が印象的。「微生物はなぜ小さいのか?」だが、卵子の大きさも含め、その大きさ(小ささ)には必然性があることを説いてくれて面白い。専門家には常識なんだろうが、仕事の合間に楽しんだ。2023/01/10
やいっち
51
再読。昨年古書店で発見した。本書は「現代思想」などに書いてきた小論10篇を編集したもの。2017年刊。どの章も面白いが、個人的には第9章が印象的。「微生物はなぜ小さいのか?」だが、卵子の大きさも含め、その大きさ(小ささ)には必然性があることを説いてくれて面白い。ウイルス研究も進んでる。生命体と非生命体の境界も曖昧になってる。…そもそも境界などあるのだろうか? 2024/09/17
やいっち
6
再読。昨年古書店で発見した。本書は「現代思想」などに書いてきた小論10篇を編集したもの。2017年刊。どの章も面白いが、個人的には第9章が印象的。「微生物はなぜ小さいのか?」だが、卵子の大きさも含め、その大きさ(小ささ)には必然性があることを説いてくれて面白い。ウイルス研究も進んでる。生命体と非生命体の境界も曖昧になってる。…そもそも境界などあるのだろうか?2024/09/17
怠け者
1
記録 2017/11/23
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