出版社内容情報
木村敏[キムラビン]
内容説明
「臨床」のエキスパートたちとの対話を通して明らかにされる臨床哲学の妙味。著者初の対談集、待望の刊行。
目次
1 当事者ならわかる、木村敏。―べてるmeets木村敏(×尚谷地生良×西坂自然×清水里香×宮西勝子×山根耕平)
2 看護ケアと臨床哲学(×西村ユミ)
3 統合失調症と自閉症の現象学(×村上靖彦)
4 間―人間存在の核心(×武満徹)
5 治療と理論のあいだで―精神分裂病をめぐる三角測量(×安永浩×中井久夫(司会:内海健))
6 変化するこころ、変化しないこころ(×河合俊雄×鎌田東二×畑中千紘)
7 精神病理学とオートポイエーシス(×花村誠一)
8 木村敏先生をお訪ねして―日本の精神病理・回顧と展望(×鈴木茂×深尾憲二朗)
著者等紹介
木村敏[キムラビン]
1931年生まれ。京都大学医学部卒業。現在、京都大学名誉教授、河合文化教育研究所主任研究員・所長。精神病理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kentaro mori
2
「2 看護ケアと臨床学」(×西村ユミ)、「3 統合失調症と自閉症の現象学」(×村上靖彦)がとても面白かった。⚫️「ある集団に属している個人が何かの行動をする。その本人は自分がどうしてそんな行動をしたのか、自分でもわからない。しかしその行動はその個体の集団への所属性が前提になって初めて可能になっている(・・・)人間をそれぞれ単に個別主体的に動き感じていると捉えるのは間違いではないかとも思っています。必ず同時に集団主体の一員として行動したり、感覚したりしている」2019/07/29
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