出版社内容情報
東山あかね[ビガシヤマアカネ]
内容説明
バスカヴィル家はどこにあるのか―。ホームズの仮装をしてベイカー街を定点観測し、海外のシャーロキアンと交流し、物語の舞台とおぼしき場所を訪ね歩く。華々しくもユーモアあふれる日常を記録した魅惑の旅日記。
目次
第1章 コナン・ドイル生誕の地エディンバラ(二〇一一年、エディンバラ、ロンドンの旅)
第2章 「ホームズ物語」の登場人物になりきってスイス巡礼(二〇一二年、スイスの旅)
第3章 ホームズさんのお誕生祝い ニューヨーク、ロンドンの晩餐会に出席(二〇一二年、ニューヨークとロンドンの旅)
第4章 母と娘の英国旅行、ちょっとパリ(二〇一三年、ロンドン、ダートムアとパリの旅)
第5章 スイス・ダボスでセミナー参加(二〇一四年、ダボス、ローザンヌの旅)
第6章 アンネのいたアムステルダム、そしてロンドン(二〇一五年、アムステルダム、ロンドンの旅)
著者等紹介
東山あかね[ヒガシヤマアカネ]
1947年東京生まれ。東京女子大学短期大学部、明治学院大学卒。日本シャーロック・ホームズ・クラブ主宰者。米国ベイカー・ストリート・イレギュラーズ(BSI)会員。日本エスペラント協会評議員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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アルクシ・ガイ
6
あくまで著者の旅雑記、覚え書き。読者が共有できる経験は少ない。文体もたどたどしい。若竹七海の英国旅行記の楽しさとはなんたる違いか。たとえれば、ワトソン博士が書いた(という設定の)ホームズものと、ホームズ自らが筆をとった(という設定の)「白面の騎士」ぐらいの差がある。だからネタの問題ではない。読者へのサービス精神が欠けているのだ。ホームズがそうであったように。2017/01/15
yyrn
3
「シャーロック・ホームズ」という不滅のアイコンと、日本シャーロック・ホームズ・クラブの主宰者という肩書と、ホームズものの翻訳を多数手掛けているという奥書を読めば、つい手を取りたくなるが、内容は実に個人的な旅日記といったところで「冒険」とは言い過ぎ。S・Hに関するトリビアやシャーロキアンらの裏話なども紹介されるのだが、それよりもホテルで何を食べたかとか、それが高かったとか、飛行機が飛ばなくて焦ったとか、個人的な些末な話が多すぎる。また老婆心ながら、欧米で着物姿になるのはおやめになった方が良いのでは、と思った2017/02/10
crow
2
★★ 図書館本。2025/04/21