夜の哲学 バタイユから生の深淵へ

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夜の哲学 バタイユから生の深淵へ

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  • サイズ B6判/ページ数 306,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791769476
  • NDC分類 950.28
  • Cコード C0010

出版社内容情報



酒井健[サカイタケシ]

内容説明

サド、ニーチェ、ブランショ、ラカン、岡本太郎、そして―バタイユ。過剰なものや不可視なものを忌避して、人は社会を築いてきた。しかし、そうやって捨ててきた異様なもののなかにこそ哲学の根源がある。物質にあふれ、既存の道徳に守られ、確かな実体や輝かしい未来にばかり心をくだく現代に、究極的に欠けているもの。見えない闇の奥にこそ生の根源があると信じ探究しつづける、思想家の到達点。

目次

第1部 生と死の夜(私たちが死んでいくこの世界;悲劇を笑えるか―ニーチェとバタイユの笑い;ヒロシマの人々のあとで;ヒロシマの動物的記憶)
第2部 聖なる夜(最期のイエスの叫びとジョルジュ・バタイユの刑苦―『内的体験』の一断章をめぐって;銀河からカオスへ向かう思想―後期ニーチェへの新たな視角のために;ワイン一杯とバタイユの「無」のエコノミ―ニヒリズムへの批判に向けて;聖なるものの行方)
第3部 夜とバタイユの隣人たち(他者の帳が破られるとき―バタイユとラカン;幽閉の美学―サドと修道院;夜の歌麿―ブランショ、バタイユ、キニャールから;日本人の継承 三島由紀夫と岡本太郎―歴史性と演劇性;神々の到来と創造的ニヒリズム―ナンシーとともに)

著者等紹介

酒井健[サカイタケシ]
1954年、東京生まれ。東京大学文学部仏文科卒業後、同大学大学院へ進学。パリ大学でジョルジュ・バタイユ論により博士号取得。現在、法政大学文学部教授。2000年に『ゴシックとは何か』でサントリー学芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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真魚

2
酒井健「夜の哲学~バタイユから生の深淵へ」読了。ニーチェの名言『夜もまた太陽なのだ』を韻踏した夜にあふれる生や光に焦点を当てた論文集で、最近酒井さんが良く取り上げているバタイユのヒロシマ論や十字架の供犠論、バタイユと岡本太郎論など盛り沢山でたのしかったです。バタイユとサルトル論は最高でした。わたしは酒井さんの説く後期ニーチェ論の一つである『こどものあそび』がとても好きです。くり返しくり返しサイコロを振る子どもの遊びの純真、出た目がどのようなものであろうが遊びとして身を一心に賭ける軽やかさのこと。2017/05/30

 

0
バタイユとラカンについての所が面白かった。バタイユの「不可能性」をラカンの「現実界」に結びつけたくなる。もちろん、バタイユは、「不可能性」が「瞬間」=「幸運」として接近する可能性を示唆しているが、ラカンの「現実界」にしてもジジェクが言うように「現実界」は到達不可能ではなく、それに遭遇する可能性も「あり得る」それ故に、恐ろしくも有ると同時に革命への何よりも担保でもあることを思い起こさせる。2024/02/26

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0
まず神とかについて、信仰とご利益のパッケージ、相互に作用し合いうるような擬人化のもとでイメージすることを捨てること。既に知っているような日々、くらしの一喜一憂にすがりたいなら、そもそもこうして編み出された本など読む必要が一切ない。ともかくも哲学や詩や絵画は何故と問われる類の営みではなくて、そんな問いの出処自体を流し去って振り向こうにも振り向く先はすでに無いような、それを例えば夜、と、あえて名を付けて呼ぶのなら夜ということになりもするのかな、という素敵さ。2016/12/27

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