イスラーム国の黒旗のもとに―新たなるジハード主義の展開と深層

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イスラーム国の黒旗のもとに―新たなるジハード主義の展開と深層

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  • サイズ B6判/ページ数 345,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791769469
  • NDC分類 316.4
  • Cコード C0030

出版社内容情報



サーミー・ムバイヤド[サーミームバイヤド]

高尾賢一郎[タカオケンイチロウ]

福永浩一[フクナガコウイチ]

内容説明

国際社会の包囲をかい潜り、いまだ世界各地に恐怖を振りまく「イスラーム国」(ISIS)。その徹底した行動原理はいかにして生まれ、そして人々に広まっていったのか。異形の“カリフ”制国家を形成した歴史・思想・人物を、遠くオスマン帝国時代にまで遡る視野と、当事者たちの語る生々しい証言をもとに、気鋭のシリア人歴史家があますところなく描き出すインサイド・ストーリー。

目次

第1章 カリフ誕生の歩み
第2章 ジハード主義者に穏健な人々
第3章 シリアにおけるイスラームの反動:一九八二年から二〇一一年
第4章 ヌスラ戦線の誕生
第5章 イラクのジハード主義者たち
第6章 ISISの誕生
第7章 血の家
第8章 外国人ジハード主義者
第9章 ISISの女性たち
第10章 ISISの新たな前線

著者等紹介

ムバイヤド,サーミー[ムバイヤド,サーミー] [Moubayed,Sami]
ベイルートを拠点に活動するシリア人歴史家、ジャーナリスト。エクセター大学で博士号を取得。専門はバアス党以前のシリア近代史。アル・アハラーム紙、アル・ハヤート紙、ガルフ・ニュース紙などに寄稿。また、シリア初のオンライン博物館SyrianHistory.comの共同設立者、ならびにダマスカス歴史財団の設立者でもある

高尾賢一郎[タカオケンイチロウ]
専門は宗教学ならびにイスラーム地域研究。同志社大学大学院神学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(神学)。立教大学兼任講師、日本学術振興会特別研究員PD(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所)

福永浩一[フクナガコウイチ]
専門は歴史学ならびにイスラーム地域研究。上智大学大学院グローバル・スタディーズ研究科博士後期課程単位取得退学。上智大学研究機構時限研究部門特別研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

56
ISISに関する基本図書と言い切ってもいい一冊。ISISの思想の核となっているサラフィー主義の成り立ちから書き起こし、次いで成立までの流れが説かれている。今までは漠然とイラクの混乱とシリアの内戦から生まれたように思っていたが、実際はそこに至るまでの根がとても深いものであるのを教えられた。後半はISIS下の生活とか外国人ジハード主義者、そして国外から潜入した女性等の事が描かれる。読んでても正直なぜそこに行こうとするのか理解できないけれど。読み終えると今まで漠然とだったISISの知識に形が与えられた気がする。2016/12/15

刳森伸一

6
ISISの成り立ちや思想を遠いカリフの時代から説明する。シリア内戦の構造など今までほとんど知らなかった事柄も(僅かながらも)整理できてかなり有益だった。また、後半はISISによる現状(2015年)の解説で、こちらも興味深い。ただ、私自身の周辺知識が乏しく、批判的に読むまでには至っておらず、今一つ理解が追いつかないところも多い。2016/12/04

K.C.

4
書かれた2015年時点からは情勢は少し動いているが、IS(イスラーム国)についてかなり深く、時代背景の考察も含めて書かれた出色の一冊。ISのみなあず、アルカイーダやヌスラ戦線などのイスラム過激派との関係性にも触れている。イスラーム用語が頻出する(当然だ)ので、そのあたりを踏まえて読まれるとよい。2016/11/26

田中峰和

3
ISのせいで、ジハード主義なるものが表面化したが、イスラムの歴史の中では多くの組織が実践してきた。サウジアラビアの建国によりワッハーブ主義は、ジハード主義の教義の土台を形成。アル=カーイダ、ヌスラ戦線、イスラム国といった、近年の世界を席巻するスンナ派のジハード運動に多大な影響を与えた。フランスの傀儡としてシリアで地位を得たアサド一族は、シーア派に近いマイナーなアラウィ―派。少数ながら混乱に紛れて国を掌握し、圧政をしいて二代にわたり存続してきた。カリフ制を復活させたバグダディ、イラクとシリアの運命は如何に。2016/11/25

Nobfunky

2
イスラム教の成り立ちから紐解いて、ISISを客観的かつ詳細に解説する良書。だが、日本人の宗教観とはあまりにかけ離れているので何とも理解し難い。「異教徒」は殺さなければならないのか?イスラム教もキリスト教も同じ神様を信じているのだから根っこは一緒でしょ?と言いたい。多様性と寛容からはほど遠い世界が広がっている。2017/01/13

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