出版社内容情報
秋山邦晴[アキヤマクニハル]
内容説明
しなやかで豊かなメロディの“白い音楽”、あるいは“環境の音楽”を通じ、西欧音楽の堅強な伝統に小気味よい関節外しを食らわせ、ますます人気沸騰の奇才音楽家サティ。二十世紀音楽の先駆者のおかしみに彩られた生涯とその時代を、多角的な視点から捉える鋭意の評論。吉田秀和賞受賞。
目次
1(サティにおけるユーモアの弁証法―その言葉と音楽の見えない方程式;音楽のなかの言葉―サティの隠された方程式への解読試考;右と左に見たもの(眼鏡なしで)の思想―またはダダのなかのサティとブルトン
音響測定家サティと光測写師マン・レイの出会い
エリック・サティと坂口安吾
エリック・サティ、人と作品)
2(『健忘症患者の回想録』;サティ詩抄;メドゥーサの罠)
3(サティ日記抄;SATIRICOLLAGES(サティリコラージュ))
4(サティ作品へのノート)
著者等紹介
秋山邦晴[アキヤマクニハル]
1929‐1996年。東京生まれ。早稲田大学仏文科中退。内外の二十世紀音楽を専攻。多摩美術大学教授として教壇に立つ。サティ研究の第一人者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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