出版社内容情報
哲学とは何かを、考えるための一冊。夜明け、幸福、鉛筆、女、冬、曲芸師、パリ……。AからZまで、それぞれのアルファベットからはじまるそれだけではほとんど意味のない言葉が、発している「兆候」。ドゥルーズの薫陶を受けた哲学者が、回想とも思索とも批評とも言えない断片で、みずからの思考とめくるめく世界を26のモチーフで描き出す。静かな夜に読みたい、至福の言葉たち。
内容説明
AからZ、それぞれのアルファベットからはじまる単純な意味しかもたない言葉たち。しかしその言葉は「兆候」を発して、わたしたちを誘っている。ドゥルーズの薫陶を受けた哲学者が、回想でも思索でも批評でもない営為から、めくるめく世界を26のモチーフで描き出す。
目次
兆候、湖、異郷、異教
Aube 夜明け
Bonheur 幸福
Crayon 鉛筆
Deleuze ドゥルーズ
´Education 教育
Femme 女
Gaucher 左利き
Hiver 冬
Islam イスラーム〔ほか〕
著者等紹介
宇野邦一[ウノクニイチ]
島根県松江市生まれ。哲学者、フランス文学者。京都大学卒業後、パリ第8大学でジル・ドゥルーズの指導をうけ、1980年にアントナン・アルトーについての研究で博士号取得。1979年には「文学の終末について」が第22回群像新人文学賞評論部門優秀作となる。近年は身体、映像をめぐる思想的探求を続けている。立教大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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