出版社内容情報
『私の昭和史』などで朝日賞、毎日芸術賞を受賞した詩人が、各時代の原資料に丁寧にあたりながら、かつてない視点で日韓関係を捉え直した画期の書。巷にあふれる嫌韓本、反嫌韓本とは一線を画す「正論」。
内容説明
植民地朝鮮支配の実相を探る。日韓国交正常化50周年。韓国併合から従軍慰安婦まで、詩人の魂と法律家の知性による情理兼ね備えた日韓両国間の歴史検証。
目次
第1章 陸奥宗光『蹇蹇録』
第2章 マッケンジー『朝鮮の悲劇』
第3章 吉野作造『朝鮮論』
第4章 鈴木武雄『朝鮮の経済』
第5章 パーマー『日本統治下朝鮮の戦時動員』
第6章 『日本軍「慰安婦」関係資料集成』上・下巻
著者等紹介
中村稔[ナカムラミノル]
1927年、埼玉県大宮生まれ。詩人・弁護士。一高・東大法学部卒、『世代』同人。1950年、書肆ユリイカから詩集『無言歌』を処女出版。詩集『鵜原抄』(高村光太郎賞)、『羽虫の飛ぶ風景』(読売文学賞)、『浮泛漂蕩』(藤村記念歴程賞)、伝記『束の間の幻影 銅版画家駒井哲郎の生涯』(読売文学賞)、自伝『私の昭和史』(朝日賞、毎日芸術賞、井上靖文化賞)ほか、著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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