内容説明
狩猟から農耕、そして都市の形成へ。わずかに遺された痕跡から、独自の手法で「ヒト」が人になる瞬間を鮮やかにとらえる。オーストラリア、中国、日本、インド、アフリカを探検し、わたしたちの祖先のすがたを現代によみがえらせる遙かなる時間旅行。誰も知らないグローバル・ヒストリー。
目次
オーストラリア大陸と東アジア(明らかにされた失われた世界―紀元前二〇〇〇〇年から六〇〇〇年におけるタスマニアの狩猟採集民;コウ沼沢地における人体改造―紀元前一四〇〇〇年から六〇〇〇年におけるオーストラリア南東部の埋葬と、社会と大型動物相の絶滅 ほか)
南アジア(インド亜大陸に踏み入る―紀元前二〇〇〇〇年から八五〇〇年におけるインドの壁画とガンジス川の峡谷平野の集落;はろばろヒンドゥークシュ山脈を越える―南アジアと中央アジアにおける初期の農耕―紀元前七五〇〇年から五〇〇〇年における綿の栽培植物化 ほか)
アフリカ大陸(ナイル河畔の焼き魚―紀元前二〇〇〇〇年から一一〇〇〇年における北アフリカとナイル川流域の狩猟採集民;ルケニア・ヒルにて―紀元前二〇〇〇〇年以降のアフリカ東部の自然環境と動物相の推移 ほか)
結びの言葉―文明の恩恵
著者等紹介
ミズン,スティーヴン[ミズン,スティーヴン] [Mithen,Steven]
1960年イギリス生まれ。レディング大学考古学教授。人間の心の進化に注目した認知考古学の分野で多大なる功績を残している。2004年、英国学士院特別会員に選出
久保儀明[クボヨシアキ]
翻訳家。1944年山口県生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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