内容説明
大自然に展開される愛と生命のドラマ。鳴き方の訓練を受けずとも必ずホーホケキョと第一声を発するウグイスのヒナ。オスに美の競演を強いるクジャクのメスの思惑とは。オジさんのほうがモテるカエルの社会。つがいで飛行するトンボたちは相思相愛の仲なのか―。生き物たちの大胆不敵なサバイバル戦略に、生命の不思議と驚異を目撃する。
目次
プロローグ 人間にとっての「自然」とは何か
1(街のなかのモンシロチョウ―人と自然;自然とどうつきあうか;イヌが聞く音について;擬種としての文化をめぐって)
2(生き物たちの生き方;利己的遺伝子と文化)
3(東北弁と映画館―私の外国語修得法;『ロビンソン・クルーソー』の凄さ)
エピローグ わけの分からぬぼくの「読書」
著者等紹介
日高敏隆[ヒダカトシタカ]
1930‐2009年。東京生まれ。東京大学理学部卒業。専攻は動物学。京都大学理学部部長。滋賀県立大学初代学長、総合地球環境学研究所初代所長などを歴任。ティンバーゲン、ローレンツ、ドーキンスらの日本への紹介者としても知られている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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