内容説明
語り継ぎたい詩歌の名品から、口ずさむ唱歌や日常の手紙まで、日本語表現で展開する四季の風景をめぐる。文体論・表現研究の第一人者の案内で、日本語の抒情を満喫するぜいたくな時間。
目次
第1章 日本語の四季―落葉の下から水仙が伸びている古い町
第2章 春のひかり―ちぐはぐの下駄から春が
第3章 夏のみどり―洟もわかばを映しけり
第4章 秋澄む―取り残されし窓の月
第5章 冬冴ゆる―喰ひつきさうな鬼瓦
第6章 日本語の絶唱―風は清し月はさやけし
第7章 珠玉の名文フラッシュ―秋の夕陽の中で静かに熟れて行こう
著者等紹介
中村明[ナカムラアキラ]
1935年山形県鶴岡市生まれ。国立国語研究所室長、成蹊大学教授を経て、母校の早稲田大学教授となり、現在は名誉教授。高校国語教科書(明治書院)統括委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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