大塚久雄と丸山眞男―動員、主体、戦争責任 (新装版)

個数:
  • ポイントキャンペーン

大塚久雄と丸山眞男―動員、主体、戦争責任 (新装版)

  • 中野 敏男【著】
  • 価格 ¥3,080(本体¥2,800)
  • 青土社(2014/07発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 56pt
  • 提携先に在庫がございます【僅少】
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    (※複数冊ご注文はお取り寄せとなります)
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫状況は刻々と変化しており、ご注文手続き中やご注文後に在庫切れとなることがございます。
    ◆出荷予定日は確定ではなく、表示よりも出荷が遅れる場合が一部にございます。
    ◆複数冊をご注文の場合には全冊がお取り寄せとなります。お取り寄せの場合の納期や入手可否についてはこちらをご参照ください。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 351,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791768028
  • NDC分類 331.21
  • Cコード C0010

出版社内容情報

丸山眞男生誕100年、そして『現代思想』刊行を機に、装いも新たに復刊決定! 大塚久雄と丸山眞男は、国民を「自由な主体」として「動員」しようとする志向を、戦中から一貫して保持しつづけた。この「動員の思想」は、現在の「市

内容説明

大塚久雄と丸山眞男は、国民を「自由な主体」として「動員」しようとする志向を、戦中から一貫して保持しつづけた。この「動員の思想」は、現在の「市民ボランティア」運動にも流れ込んでいる―「戦後啓蒙」を担った二人の思想と営為を、戦中の初出雑誌まで遡りながら読み直し、戦後日本思想史の常識を塗りかえる。

目次

第1章 最高度自発性の生産力―大塚久雄におけるヴェーバー研究の意味(見失われた三つの疑問;神とマモン―自己中心的近代人への批判;戦時動員と生産倫理;戦後生産力としての人間類型;近代批判の二つの道―主体化という問題)
第2章 主体性への動員/啓蒙という作為―丸山眞男の政治思想史研究における戦中と戦後(丸山眞男というテクストとコンテクスト;総力戦という危機状況と丸山眞男の出立;「日本政治思想史研究」の作為;徂徠論の転位と戦後啓蒙の問題構成;福沢論の変容と戦後啓蒙の自己背反;「日本」、「大衆」、「主体」への強迫―自己同一的な主体という罠)
第3章 ボランティアとアイデンティティ―普遍主義と自発性という誘惑(最高度自発性とボランティアの動員;動員の思想としての普遍主義;「ボランティアという生き方」の意味;強要されるアイデンティティの再政治化―「ボランティア」と「新しい社会運動」;自己同一的な主体を越えて―「日本人としての責任」を考える)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ステビア

25
戦後市民社会派の領袖と見られる二人も実は総力戦体制に奉仕する思想の持ち主だったが、戦後はそれを糊塗したと主張。/大塚論は結構説得的だったが、丸山論は外在的・牽強付会・アナクロニスティックで、無理筋に感じた。ただ丸山の自己に関する言説にかなりの作為があるというのは説得的。/最後は主体の分裂だなんだと言い出して白けた。2024/05/04

Mealla0v0

6
本書が批判するのは、一般に戦後啓蒙の旗手として知られる大塚久雄と丸山眞男の戦中の言説とその戦後への連続性である。両者はともに戦中において総力戦体制の構築の不徹底性を論難し、自発的な主体=総力戦体制への参与を果たす主体の構築を主張した。そして、そのような自発性は戦後においては復興に邁進する主体、市民社会の条件として語られていく。大塚・丸山のテクストとその書き換えを丁寧に分析しながら、戦中・戦後の連続性の問題を批判する。ただし、3章に関しては話題が錯綜しており聊か議論が強引な印象があり、蛇足の感が強い。2021/09/26

mokohei

1
久しぶりに読んでみて、デリダと同じスタンスであるのが気に食わないんだなという気付きと、進歩的文化人と日本人論との関連性が本書の言う程綺麗な整理をしてしまってよいものか気になった所(反証材料がある訳でもないが)。2020/10/21

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/8135085
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品