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内容説明
富士山の「文化遺産」登録に沸く日本。一方で、猛威を振るうグローバリゼーションによって、数限りない民族の言語・伝統・習俗が消滅の危機にある。失われる文化・廃れる慣習が内包する豊かさを文化人類学者として目撃し、文化とは何か、人間とは誰かを、数多くのエピソードで思索する。
目次
1(「文化遺産」再考;ことばの危機―多言語的状況にどう向きあうか)
2(『仮名手本忠臣蔵』を糺す―国民的叙事詩の虚と実;いま、猫皮三味線が危ない―無形文化遺産を支える有形素材の危機)
3(人類学者として、3・11以後の世界を考える―異文化から学ぶもの;柳田國男にとっての、山人、黄禍論、靖国神社;未来のために、正当な憤りを―戦後六五年に思う;空前の靖国参拝者に思う―「竹島」「尖閣」と関連警戒;「被害者」と「加害者」―ドイツとの対比で考える;靖国と戦没者追悼式)
4(わが家の博物誌)
著者等紹介
川田順造[カワダジュンゾウ]
1934年生まれ。文化人類学者。東京大学教養学科卒業。パリ第5大学民族学博士。東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授を経て、神奈川大学特別招聘教授。主なる著書:『曠野から』(日本エッセイスト・クラブ賞受賞)、『無文字社会の歴史』(渋沢敬三賞受賞)、『聲』(歴程賞)、『口頭伝承論』(毎日出版文化賞受賞)ほか多数。94年フランス政府文化功労章、09年文化功労者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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