内容説明
ウケヒによる子産み、オホクニヌシの国作りと妻問いの関係、天孫降臨と稲作の伝播…。さまざまな物語のなかでこれまで見落とされてきた矛盾・撞着などの論点を読み解き、その真意に新たな光を当てる。第一人者による新成果。
目次
第1章 スサノヲはなぜ罰を受けても偉大な神であり続けたのか
第2章 オホクニヌシの「国作り」と妻問いの意味
第3章 「国譲り」と「天孫降臨」に示された神々の働き
第4章 海幸彦と山幸彦の争いとその帰結
第5章 日の御子たちの誕生譚の問題
付論 オホクニヌシの神とインド・ヨーロッパ神話の三機能体系
著者等紹介
吉田敦彦[ヨシダアツヒコ]
1934年生まれ。東京大学大学院文学部西洋古典学専攻課程修了。フランス国立科学研究所研究員、成蹊大学文学部、学習院大学文学部教授を歴任。学習院大学名誉教授。専攻:比較神話学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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