内容説明
理論物理学と望遠鏡の驚異の進化によって、宇宙をめぐる科学はその姿を一新した。結果として判明したこと―「地球人は想像していた以上に宇宙のことを知らない」。そもそも全宇宙の5パーセントしか見ることができないなかで、いったい何ができるのか?観測技術と設備をさらに進化させ続け、はるかな星空を目指すこと。最新の観測データと図版をもとに、ダークエネルギーから地球外文明探査まで、この宇宙で最もホットな12の謎を全天走破!
目次
宇宙で最初の光
窓の向こうに、暗く
重みのある問題
神がゼロで割り算するところ
「オーマイゴッド」粒子
深海、深雪…深宇宙
人間に見える限りの遠く
宇宙からの新しいメッセンジャー
コズミックワイド・ウェブ
宇宙のゆりかご
地球以外の地球
生命に耳をすます
著者等紹介
ウェッブ,スティーヴン[ウェッブ,スティーヴン] [Webb,Stephen]
イギリス、ポーツマス大学の物理学者
松浦俊輔[マツウラシュンスケ]
翻訳家。名古屋学芸大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ノリピー大尉
17
近年、太陽系外の惑星発見が相次ぎ、その中にはハビタルブゾーンを公転する地球型の惑星も見つかっている。地球外の生命も想像以上に多く存在しているかもしれない。一方で、異星で芽生えた生命が高度な知能を持ち、文明を築くまで進化する可能性は不明確だ。このような地球外の文明を電波で探す活動(SETI)も、さかんではあるが、いまだ成果を得るにいたっていない。はたして地球人類は、この宇宙の中で、特異な存在なのであろうか? この疑問の解明には、まだまだ時間がかかりそうだ。2014/04/30
galoisbaobab
11
物理学はいろんな発見があってこの本で謎とされてることが謎じゃなくなってる物もあり。でも、わかるってことはわからないことが増えるってことでいいんじゃない。しかし、暇つぶしに読む本じゃなかった・・・2018/03/11
ゆき
6
私には難しくって失敗・・・もっと噛み砕いてもらえたら・・・。出直します!2014/05/20
haruka
5
宇宙の成り立ち・仕組みなど、ありがちで基本的な内容に終始しているけど、他の同系列の本に比べると、難しい内容に踏み込んで、素人には分かりづらいことを何とか分かりやすいよう説明しようという姿勢を感じる、ちょっと熱い本だった。あまり主観も押し付けることもなく、地味に一生懸命説明してくれる作者に胸が熱くなった…。2017/03/07
魔魔男爵
4
12の謎とは、宇宙マイクロ波背景放射/ダークマター/ダークエネルギー/ブラックホール/宇宙線/ニュートリノ/ガンマ線バースト/重力波/バリオン/惑星の形成/太陽系外惑星/SETI(フェルミのパラドックス)です。ヒッグス粒子発見以前に書かれた本なので、ダークマターの候補を5個以上知っていて、尚且つニュートリノの超対称性粒子(ニュートリティーノ)が一番の候補だと知ってるレベルの人は、読まなくていいでしょう。ダークエネルギーは宇宙膨張に伴って外側の宇宙から流れ込んできた(ビッグバン時にはダークエネルギーは0)説2017/07/05
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