内容説明
千五百年以上前に書かれながら、フロイド、ユング、アドラーの心理学を包括し、乗り越える大乗仏教の教義「唯識」の体系的理論書『摂大乗論』。「唯識」そして仏教の核心を示すこのテキストを、初めて本格的にわかりやすく読み解き「覚り」へと至るための理論や瞑想法を明快に提示する。
目次
序章 ブッダからアサンガへ
第1章 心の深層にあるもの―“アーラヤ”識とは何か
第2章 世界を見る角度―“三性”とは何か
第3章 心の変容の方法―“唯識観”とは何か
第4章 菩薩になる方法―“六波羅蜜”とは何か
第5章 菩薩の発達段階論―“十地”とは何か
第6章 菩薩の三つの学び―“戒・定・慧”の三学とは何か
第7章 究極の自由―“無住処涅槃”とは何か
第8章 究極のアイデンティティ―“三種の仏身”とは何か
著者等紹介
岡野守也[オカノモリヤ]
1947年生まれ。関東学院大学大学院神学研究科修了。サングラハ教育・心理研究所主幹。日本仏教心理学会副会長。法政大学、武蔵野大学、桜美林大学で教鞭を執る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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