内容説明
ホモ・エロティクスからホモ・メランコリクスへ…。反アルカディア巡歴としての「イタリア紀行」を、精神分析学・文化理論・占星術などの最新知見を果敢に駆使し、大胆に分析。まったく新しい視座からの、作品への限りない愛。文化批評の新地平―。
目次
トルボーレまで―『イタリア紀行』におけるゲーテのカズイスティク(カズイスティク;きょうの天気 ほか)
ゲーテのキジの夢―『イタリア紀行』におけるファロスの表象(キジの夢;夢と「実存」 ほか)
プルチネッラとプリアポス―「ローマのカーニヴァル」におけるファロスの表象(カーニヴァルと『カーニヴァル』;バフチーンのラブレー論 ほか)
「これはよい前兆と思えた」―『イタリア紀行』における神話的=占星術的要素(アッシジ:マリア・デッラ・ミネルヴァ;双頭のテクスト ほか)
補説 ゲーテのディクテーション―精神分析的素描(「書記」クラウアー;母へのアリステイア ほか)
著者等紹介
高橋明彦[タカハシアキヒコ]
1952年、東京生まれ。上智大学大学院文学研究科博士課程修了。現在、上智大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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