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内容説明
紛争・衝突と内戦、テロと暴動そして流血だけが悲惨なのか。貧困と暴力にきめこまかに心を配る一方で、グローバリズムに邁進する政治・経済システムから大胆に搾取するリベラル・コミュニストの欺瞞こそが、今日の暴力の最たるものではないのか。ポスト資本主義時代の“暴力”の諸相を根源から捉え直す、創見溢れる論考。
目次
序 暴君の血まみれのローブ
1 ゆるやかに、しかし過度でなく、そして非常に表情豊かに(アダージョ・マ・ノン・トロッポ・エ・モルト・エスプレッシーヴォ)―SOS暴力
2 中庸の速度で軽快に―ゆるやかに(アレグロ・モデラート‐アダージョ)―汝の隣人を汝自身のように恐れよ!
3 歩くような速さで、しかし度を過ぎず、また大いに歌うように(アンダンテ・マ・ノン・トロッポ・エ・モルト・カンタービレ)―「血に混濁した潮が解き放たれ」
4 きわめて速く(プレスト)―寛容的理性のアンチノミー
5 とてもゆるやかに―歩くような速さで(モルト・アダージョ‐アンダンテ)―イデオロギー的カテゴリーとしての寛容
6 軽快に(アレグロ)―神的暴力
エピローグ ゆるやかに(アダージョ)
著者等紹介
ジジェク,スラヴォイ[ジジェク,スラヴォイ][Zizek,Slavoj]
ロンドン大学バーベック・カレッジ人文学ディレクター。スロヴェニアのリュブリアナ大学教授。ラカン派マルクス主義者として、哲学から文化批評まで世界の思想界を活性化し続けている
中山徹[ナカヤマトオル]
一橋大学大学院言語社会研究科准教授。イギリス文学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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