ニムオロ原野 風露荘の春秋―野鳥の楽園を夢みて

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  • サイズ B6判/ページ数 245p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791765720
  • NDC分類 689.8
  • Cコード C0040

内容説明

「ニムオロ」とは、北海道・根室をしめすアイヌ語地名。そのニムオロの大地と鳥たちに魅せられ、理想のバード・サンクチュアリを造らんと都会生活から“ウズラ立ち”して35年、厳しくあたたかい北国の大自然にいだかれ、民宿「風露荘」の主として見つめた、鳥類虫魚と人々の交歓を、ユーモアたっぷりに描き出す。真のスローライフ、ここにあり―。

目次

ヨソ者くずれ
風露荘事始め
楽園断章
外人宿
文明開化
南千島行き
風露荘クラブと珍漁
トッカリ見参
外遊時代
無いものねだり
自給もどき
珍参者たち
食材自慢
巨獣復活?
仮末代

著者等紹介

高田勝[タカダマサル]
1945年名古屋生まれ。早稲田大学商学部卒業。CF制作会社、林業雑誌記者を経て、1972年北海道根室市へ移住。牧夫生活などののち、1975年より野鳥愛好家たちの常宿として有名になった民宿「風露荘」を経営。ナチュラリストとして自然保護活動や調査・啓蒙活動を行うかたわら、執筆活動も続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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翔亀

39
ニムオロとはアイヌ語で根室の事。表面的には、根室の只の民宿経営者の駄弁ともつかない軽いエッセイ。バードウォッチャーの間では有名な宿だったそうだ。惜しくも2013年に亡くなられた著者が2010年にまとめた本書は、しかし学生時代に根室の野鳥(気候等の関係で高山と平地の動植物が同居し鳥は340種もいるという)にハマり、脱サラして移り住んだ35年間の生活史として貴重だ。鳥だけでなく、自然との共生の姿勢。それは千島列島(生態的に根室と同じだという)やアイヌ人への眼差しへも及び、自然の発露である事の貴重さが判るのだ。2015/03/28

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