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内容説明
義肢、臓器移植、人工臓器からテレパシー研究、パワードスーツ、そして人間増幅器まで…。生体と機械がその領域を超えて「境界侵犯」したとき、混沌と織りなす複合体、すなわちサイボーグ的身体は誕生した。20世紀の身体表象を解き明かす。
目次
第1章 ハイブリッドな身体の登場―人間機械工場の時代(人間は死んだ;アメリカの人間機械工場 ほか)
第2章 ラジオから心臓の音が流れる―心電図による境界侵犯(すべての細胞に活力を;身体表象が大転換する ほか)
第3章 脳から電波が出ている!?―脳研究のはじまり(放射されるN光線の怪奇;ウソ発見器の系譜 ほか)
第4章 身体のパーツを交換する―機械と生体の融合(人造人間への見果てぬ夢;血液は交換部品第一号だった ほか)
著者等紹介
原克[ハラカツミ]
早稲田大学教育学部教授。1954年、長野県生まれ。立教大学大学院文学研究科ドイツ文学専攻博士課程中退。神戸大学国際文化学部、立教大学文学部を経て現職。1985~87年、ボーフム・ルール大学客員研究員。2001~02年、ベルリン・フンボルト大学客員研究員。専門は表象文化論、ドイツ文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。