内容説明
ドゥルーズとオーネット・コールマンのリトルネロ、サイード/バレンボイムの企て、ジョン・ゾーンの棘、マイルス・デイヴィスとガーヴェイ主義、パレスチナのクレズマー、セックス・ピストルズの空虚、そしてコザ暴動に響く島唄とロック…。剥き出しになった資本主義の軋轢を、街頭に飛び散る抗争の唸りとして聴きとるために。大きく転回した時代に立ち向かう新たな音楽/思想の可能性。
目次
1 ドゥルーズ/サイード/マルクス―音楽と資本主義
2 音の統治術/反乱術
3 マサダ/音楽のディアスポラ
4 傷の歌―アモス・ギタイの映像をめぐって
5 パラレルとパラドックス―サイードの長い近代
6 ガーヴェイの亡霊とマイルス
7 後ろに向かって前へ聴く
8 コザの長い影―「歌の戦場」を励起する
著者等紹介
平井玄[ヒライゲン]
1952年東京生まれ。音楽・思想・社会等の領域を抽象と体験を貫く独得の視角で論じる。早稲田大学文学部抹籍。80年代、先鋭な音楽誌『同時代音楽』に関わり、ジャズを中心とする音楽のプロデュース、さらに山谷やパレスチナに赴く。92年にパレスチナのバンド「サブリーン」の招聘・公演、近年はフリーター運動、サミット反対運動等に携わる。早稲田大学文学部、東京藝術大学美術学部、立教大学現代心理学部非常勤講師をへて、現在横浜国立大学人間教育科学部非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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NyanNyanShinji
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著者は批評家でありながら音楽イベントも手がけられる方らしい。マックス・ヴェーバー、アドルノ,サイードという哲学者たちの言を紹介しつつ、ジャズ、クレズマー(ユダヤ音楽),パンク・スカ、コザの沖縄音楽など幅広いジャンルの音楽を、それらの周辺の社会事情を踏まえながら論じる。自分にはジャンルが広過ぎて知識が足らず理解の及ばぬところが過半数を占めたけど、なかなかに刺激の大きい本であった。もちろん、シェーンベルクやストラヴィンスキー、バレンボイムなど自分の知識の及ぶところは楽しく読めた。2023/01/31
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