内容説明
本当に健康で、快適な住宅とはどのようなものか―。ドイツ消費者運動特有の厳密さで、省エネから有害物質まで、ちょっとした対応で大きく変わる、理想的なエコロジー建築のプランを具体的に提示。環境との共生を追求する“建築生物学”の新しい視座。
目次
第1部 新築(エコロジー建築―その理論と実践;プレハブ住宅―何から何まで完成品;断熱材―ウサギとハリネズミの競走 ほか)
第2部 住まい方(床―よりよい床材の上で;植物―小さな原始林 心地良い環境;省エネ照明器具―何に注意すべきか ほか)
第3部 修改築(エコロジカルな都市修復―廃墟からの復活;壁クロスと接着剤―壁にしのびよる影;壁塗料―壁から口へ ほか)
著者等紹介
高橋元[タカハシゲン]
1946年‐2004年。上智大学理工学部卒業の後、ドイツ国立ダルムシュタット工科大学建築学科卒業。一級建築士、ドイツ・ディプロム建築士。コーポラティブ住宅、エコロジー建築設計とその専門化ネットワーク組織活動に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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かっちゃお
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地球環境やエコに対して私を含めて日本は世界レベルには程遠いと感じている。エコテストマガジン社はバウビオロギーの思想が強い雑誌として知られ、天然・自然物への理解は高いものの実験とともに実験費用と出版費用の為にメーカーの広告を掲載している。実験結果が悪いメーカーは勿論広告を出すことはなく、販売促進の意味合いがカミされた実験や評価であるとドイツでは評される。個人的には少し偏りのある思想が正しいこととして紹介されているが、雑誌の特性をしった上で読み解くとさらに勝ちがあるのと感じた。2009/12/12