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内容説明
「クラカチット!P技師、住所を知らせられたし」。謎の新聞3行広告が誘発するものとは。ここから、若き科学者が国際陰謀に翻弄され、原子爆弾と恋と冒険の波乱万丈のドラマは幕を切る…。クラカチットとは原子爆弾のこと。核戦略国家の出現を予見し、高い思想的使命と芸術性を併せ持って現代的課題に挑戦した、チャペックの最高傑作ロマン。SFファンタジー。
著者等紹介
チャペック,カレル[チャペック,カレル][Capek,Karel]
チェコの国民的作家(1890‐1938)。プラハのカレル大学などに学ぶ。1927年、リドヴェー・ノヴィニ(民衆新聞)社に入社し、以後ジャーナリストとして活躍する。また戯曲や童話なども執筆し、画家である兄ヨゼフとともに多くの優れた作品を残した
田才益夫[タサイマスオ]
1933年生まれ。演出家・翻訳家。九州大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ichigomonogatari
4
主人公、プロコプは大量破壊兵器「クラカチット」を発明したが、それを戦争に使おうとする陰謀に巻き込まれていく。とても面白かったが、爆弾の話以上に恋愛話がすごい。プロコプはどこへ行っても女性に激しく愛されアプローチされてしまう。アンチが可哀想だー2019/12/01
aki
2
パリからの機内で知り合ったチェコ人から薦められた一冊。これまで読んだカレルチャペック作品とは全く違い、重厚さに圧倒された。そしてやはり原爆を思わずにはいられなかった。2015/08/01
kinaba
2
『ロボット』以外チャペックあまりピンと来てなかったという話をしたら勧めてもらった一冊。面白かった。全編熱病にうかされたような焦燥感と、魔法のように爆弾を生み出す技術者の指と、それをとりまく奇っ怪な状況下での恋の真似事と。頭に重く響く2014/10/27
hoge
1
ツンデレ王女萌え2013/08/12
qwelt
1
天才が新型火薬で爆発するお話
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