内容説明
医学や心理学のみならず、すべての文化をぬりかえた精神分析の父フロイト。フランスを代表する女性伝記作家が、その生涯と理論を一気に語り下ろす。豊富な写真と個性的な語り口で、フロイトと20世紀に関心あるすべての人に贈る、読んで楽しい入門書。
目次
フロイトのために
不信心なユダヤ人
母たちの扉
愛のドラッグ
アヴィラの聖女テレサと女たちの国
王手―エマの鼻 ドーラの平手打ち
昔々 西で
殺戮の神
ゴッド・ブレス・アメリカ
苦しみの中の光―娘・女・犬
大海原の高まり
空の青は娘の安らぎだ
著者等紹介
クレマン,カトリーヌ[クレマン,カトリーヌ][Cl´ement,Catherine]
哲学者。フランスで最も精神分析に精通した女性の一人とされ、理論書や『ジャック・ラカンの生涯と伝説』(邦訳・青土社)で高い評価を得たあとジャーナリズムに転じ、外務省の文化外交担当としても活躍。現在は『皇妃エリザベート』(創元社)、『テオの旅』(NHK出版)などでベストセラー小説家・伝記作家となる
吉田加南子[ヨシダカナコ]
詩人、学習院大学教授、フランス文学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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