出版社内容情報
ソシュール言語学との格闘をとおして辿り着いた核心から、言語の拠って立つ最後の根拠、身体の奥からくる感情の深みまで降り立とうとする試み。
内容説明
人はなぜ言葉を話すのか。ベルクソン、ソシュール、パース、マラルメ、ドゥルーズ、空海などの言語論を自家薬篭中のものにし、生命活動の地平から言語存在の真実を、強靭な思考の膂力で一挙に解き明かす、まったく独自な言語思想の輝かしい誕生。
目次
第1章 物、心、言語の三つの関係について(「物」が在ること;「心」が在ること;「言語」が在ること;二つの潜在性と二つの現働化)
第2章 記号と「実相」(パースと記号の存在;声字実相ということ;在るものの声に聞き入る)
第3章 生の二重性と言語の二重性(生が二重であること;言語が二重であること;生と言語の並行関係)
著者等紹介
前田英樹[マエダヒデキ]
立教大学教授。1951年生まれ。専門はフランス思想および言語論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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