出版社内容情報
99年刊行の増補新版
内容説明
縄文人はどんな音を奏で、その響きにどんな祈りを託したのか?音楽の始源を求めて、世界の民族音楽を訪ね歩いた異能の音楽家が、丹念な資料探査とみずみずしい感性と洞察で解きあかした、縄文音楽のラビリンス。十余年にわたる探求が導きだした驚くべき縄文像。
目次
弥生の音から(古代の音へ;銅鐸演奏 ほか)
縄文の音へ(有孔鍔付土器とは;縄文鼓としての有孔鍔付土器 ほか)
縄文楽器の世界(土鈴;土笛 ほか)
縄文の仮面(縄文仮面の編年;世界の仮面と縄文仮面 ほか)
縄文の歌(歌の世界;セルクナムにみる歌の古層 ほか)
著者等紹介
土取利行[ツチトリトシユキ]
1950年香川県生まれ。音楽家、パーカッショニスト。70年代前衛ジュズの天才ドラマーとして頭角を現し、近藤等則、坂本龍一、阿部薫、ジャズ評論家の間章らと音楽活動を展開する。渡米して伝説のドラマー、ミルフォード・グレイヴスと出会い、音楽の根源的な探求に導かれる。スティーヴ・レイシー、デレク・ベイリーら海外の多くの即興演奏家と共演。70年代よりピーター・ブルック国際劇団で演奏家、音楽監督として「ユピュ王」「鳥のことば」「マハーバーラタ」「テンペスト」「ハムレット」最新作「ティエルノ・ボカール」などを手掛け世界の注目を集めている。一方、音楽の根源を求めてアフリカ、アジアをはじめ、世界各地で民族音楽の調査研究を続ける。87年より桃山晴衣とともに岐阜県郡上八幡に活動の拠点「立光学舎」を設立、地元の人たちとの文化活動にも力を注ぐ。また日本では大野一雄・慶人、田中泯、山田せつ子など舞踏家とのコラボレーションを始め、五木寛之戯曲「蓮如」の音楽制作、呉鼓の打楽器集団で演奏を繰り広げるなど多岐にわたる活動を展開する。縄文鼓はソロコンサートのほか、メキシコの打楽器集団トリブやアイヌの歌手安東ウメ子とのジョイントを行ない、パリのシャトレ劇場でも初の海外コンサートを行った。近年は旧石器時代の音楽研究に向かい、フランスの壁画洞窟での演奏がNHK番組「人類最古・洞窟壁画の謎」で放映された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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兎乃
とまる
Leonard
ちゃちゃまる
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