吉田喜重 変貌の倫理

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  • サイズ A5判/ページ数 469p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784791763177
  • NDC分類 778.21
  • Cコード C0074

目次

1 「私」にとって「映画」とは(見ることのアナーキズム;「もの」への挑戦 ほか)
2 生と死(風にはためくハンカチ 一枚のブロマイド写真―映画のエセー;にわかに遠い人に思われた父 ほか)
3 世界との遭遇(記録と虚構とのはざまに身を置く;あまりにも私的なエジプト旅行 ほか)
4 空間・時間(空間のエロティシムズム―あるいは風景の臍について;映画における空間と時間 ほか)
5 作家論(アリバイへの証人―『突撃』の方法について;空間への畏れ ほか)

著者等紹介

吉田喜重[ヨシダヨシシゲ]
映画監督。1933年生まれ。1955年東京大学文学部仏文学科卒業。同年松竹大船撮影所入社、助監督として木下恵介に師事。60年に『ろくでなし』で監督デビュー以降、『秋津温泉』、『嵐を呼ぶ十八人』など松竹ヌーヴェル・ヴァーグを代表する監督として活躍。岡田茉莉子と結婚・独立後はコンビで『水で書かれた物語』、ヨーロッパ・オールロケの『さらば夏の光』、フランス先行公開の『エロス+虐殺』、『煉獄エロイカ』、『戒厳令』など数多くの傑作を発表。『人間の約束』(サン・セバスチャン国際映画祭銀の貝殻賞と芸術選奨文部大臣賞)や、舞台を中世の日本に大胆に置き換えた『嵐が丘』は内外で反響を呼ぶ。最新作『鏡の女たち』はカンヌ国際映画祭正式招待特別上映作品となり、世界各地で公開された。著書に、『小津安二郎の反映画』(岩波書店、芸術選奨文部大臣賞、フランス映画批評家連盟文芸賞)、『メヒコ歓ばしき隠喩』(メキシコ政府アギーラ・アステカ賞)など多数あり、2003年にはフランス政府より芸術文芸勲章を贈られる

蓮實重彦[ハスミシゲヒコ]
映画評論家、97年4月から2001年3月まで東京大学26代総長を務めた。主な著書に、『監督小津安二郎』(筑摩書房、仏訳版でフランス映画批評家連盟文芸賞受賞)他多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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