内容説明
マイナスかけるマイナスがマイナスになるような数学のシステムをつくることができるだろうか？実はできる。しかし、この話はあまり知られていない。こういった遊び心満載の逸脱もその歴史も、ふつう学校では教わらない。これはちょっとした秘密である。あたらしい数学理論の世界。
目次
１ はじめに
２ 問題
３ 歴史 無未満がひきおこした大騒動
４ 歴史 意味のある表示・無意味な表示
５ 歴史 根本的に新しい数学をつくる
６ いくらか柔軟な数学
７ 意味のある数学の構築
著者等紹介
マルティネス，アルベルト・Ａ．［マルティネス，アルベルトＡ．］［Ｍａｒｔｉｎｅｚ，Ａｌｂｅｒｔｏ Ａ．］
テキサス大学オースティン校で科学史および数学史の講義を担当する。歴史の研究を通じて、科学的創造性のより良い理解と物理学と代数学の要素における曖昧さを明確にすることを目指している
小屋良祐［コヤヨシヒロ］
１９６３年生まれ。東京工業大学大学院博士課程修了。理学博士。横浜市立大学国際総合科学部準教授。専門は数論的幾何（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MrO
1
奇書。ただただ、マイナス✖️マイナスをマイナスとするために、どれだけの計算規則を犠牲にするのか。しかし、極上の知的な冒険。2021/05/22
渓流
1
冗長、で、退屈。従って、精読せずじまいで、不完全読書のまま終わった。期待した分、落胆が大きかった。2012/07/12
sts
0
負の数の概念や、マイナス×マイナスはプラス、われわれが普段何気なく使っている規則は絶対的なものではなく、自由に構成できるものであることを教えてもらった。2009/09/08
