内容説明
微細で広大なゲノム研究、そしてゲノミクスという動的アプローチのはじめにあった線虫研究。分子生物学開祖・ノーベル賞受賞者シドニー・ブレナーと奇才科学者たちがこの単純な生物に見たものは、生命の謎を解く豊かな可能性だった。バイオ企業からの誘惑には見向きもせず、奇人と言われつつも線虫のスライスの中に真実を探し続けた、まったき研究者たちの情熱と執着の軌跡。
目次
第1章 シドニー・ブレナー
第2章 線虫とは
第3章 プログラム
第4章 神経
第5章 サルストンと細胞たち
第6章 胚の系譜
第7章 線虫西へ行く
第8章 DNA革命
第9章 配列
第10章 結末
著者等紹介
ブラウン,アンドリュー[ブラウン,アンドリュー][Brown,Andrew]
フリー・ジャーナリスト。「インデペンデント」「ガーディアン」などに執筆。1995年テンプルトン賞受賞
長野敬[ナガノケイ]
東京大学理学部卒業。現在河合文化教育研究所主任研究員。生物学・生命論専攻
野村尚子[ノムラナオコ]
東京大学大学院理学系研究科中退。動物学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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