最期の教え

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  • サイズ B6判/ページ数 181p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791762491
  • NDC分類 953
  • Cコード C0097

内容説明

「それでは、10月17日にしましょう。」自分の死の期日を言明し、尊厳死の権利を主張し、逝くことを選んだ92歳の母。その受け入れ難い決定に苦悶する娘。フランス元首相の妹・尊厳死協会重鎮の娘である作家が綴った葛藤の日々。パリの心を震わせた感動の書。

著者等紹介

シャトレ,ノエル[シャトレ,ノエル][Ch^atelet,No¨elle]
1944年生まれ。作家。パリ第五大学のコミュニケーション学教授。仏文芸家協会副会長。フランス元首相のリオネル・ジョスパンの妹。父は尊厳死協会の中心的な活動家だったミリエル・ジョスパン。哲学者フランソワ・シャトレと結婚し、ジル・ドゥルーズの講義に参加、身体の解釈学の研究へと導かれる。また、数多くのテレビドラマや、『他者たち』、『女銀行家』といった映画で女優としても活動する

相田淑子[アイダヨシコ]
1960年生まれ。フランス16世紀文学専攻。中央大学法学部助教授

陣野俊史[ジンノトシフミ]
1961年生まれ。批評家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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metoo

48
映画「最期の教え 92歳のパリジェンヌ」が良い出来だった為、原作を読んで唖然とした。この著者の一人語りのような呟きのような原作を、よくあそこまで物語として膨らませ観客を魅了させる作品に仕上げたなと。著者は、いわゆる上流社会の出で、女優であり小説家でもある。兄は元仏首相、父は尊厳死協会の活動家で、夫は哲学者。期待して手にした本書は偉大な母が最期を決めた決断にゆらぐ娘の心が実に赤裸々に飾り気なしに綴られる。このまとまりの無さが逆に衝撃として胸に迫る。私も他人事ではない。準備は早すぎるということはない。2016/12/14

おだまん

1
尊厳死をテーマにした娘の思い。とても重い。誰にとっても母親は唯一無二の存在なのです。2008/12/05

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