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内容説明
一握りの大金持と、毎日の食にも窮する圧倒的多数の貧者とが共存する現代社会の歪み。自由・平等を標榜するグローバリゼーションがもたらした、この全世界的な不公正を如何にして打破すべきか。経済開発のみでは解決しえない、お金より安全・安心を願う民衆の切なる欲求に応答し、大胆な構想をラディカルに提言する―。
目次
1 目に見えない貧困
2 貧困を測定する
3 貧困を定義する
4 貧困化のメカニズム
5 富と貧困
6 自立を救い出す
著者等紹介
シーブルック,ジェレミー[シーブルック,ジェレミー][Seabrook,Jeremy]
ロンドン在住のフリー・ジャーナリスト/作家。現在、南アジアをフィールドに旺盛な作家活動を続ける
渡辺景子[ワタナベケイコ]
翻訳家。一橋大学社会学研究科博士課程修了
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金吾
23
貧困の現状はよくわかりました。日本も貧富の差が激しくなってきていますが原因が人災の部分も多いと思いつつ何も出来ない無力感もあります。ただ世界経済の一環からの発展途上国の貧困問題とは要因も程度も全く異なり、比較できないと感じました。2021/02/26
ダージリン
1
これが書かれてから暫く立つが貧困の問題の根本は変わっていないのだろう。日本という裕福な国に生きていると見えないことが多いが、グローバル化の進展の中で、貧しき人々が搾取されているという構造は少なからずあるのだろう。問題意識は大いに共有出来たが、解決策として何を行うべきなのか。その辺りの提言があれば、なお良かったように思う。2017/05/01
Tatsuya Ishizuka
0
貧困者の生活の実態が垣間見える本2016/10/21
寺内町亭小天狗
0
経済格差が著しい現代社会には、主に富裕層と貧困層とに二極に分かれる。無能な為政者の政策により、1ドル[=100円以内]で一日を送っている家庭が存在します。彼らを救えるのは、経済大国に暮らす人々です。それも一部の多国籍企業に勤める方々です。彼ら以外の人々には、寄附等で助けるしかありません。間食費を抑えて、ユニセフに寄附や商品購入して、助けてみてはどうでしょうか。【積善の家に余慶あり】といいますから・・・。
りさんた
0
流し読み2010/01/06