内容説明
東洋とか西洋とか、科学と宗教などとして対比される論理の違和は、思考の位相のずれによってもたらされる。「ある」を現実的に把握する多値論理こそ、実態に根づいた合理的思考ではないのか―。インド学の権威が公開講演と対話をもとに示す、新しい“論理”への視座。
目次
第1部 論考(合理主義の概念;合理主義の体系;経験による裏づけ;東洋における科学的思考;実践的認識における合理主義;自然科学的思惟と宗教)
第2部 講演および対話(講演;対話―今井功とともに)
著者等紹介
中村元[ナカムラハジメ]
1912‐99年。東京大学教授、東方学院院長なども歴任。専門はインド哲学、仏教学、比較思想
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