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内容説明
個々人がコンピュータでネットにつながるという現代情報社会のスタイルを創りあげた「アルト・システム」。ゼロックス社パロアルト研究所でこのシステムが完成するまでの「開発思想」のダイナミックな変容と進展を、直接取材と新資料発掘で明らかにし、社会的技術システムと思想の歴史に根底的刷新を迫る。
目次
第1章 ゼロックス社とIBM(IBM社のあゆみ:パンチカード処理機からデジタル・コンピュータへ;ゼロックス社のパロアルト研究所設立)
第2章 アルト・システムの誕生へ(組織作り;初期パロアルト研究所での未来のオフィス像 ほか)
第3章 アルト(アルト単体の設計;「紙とインク」 ほか)
第4章 イーサネットとPUP(アロハ・ネットワーク;「パケット通信」論文に書かれたネットワーク開発思想 ほか)
第5章 ARPAネットからインターネットへ(ネットワークの初期利用法;ネットワーク間接続の標準化 ほか)
著者等紹介
喜多千草[キタチグサ]
1962年東京生まれ。京都大学文学部卒業後、NHK番組制作局ディレクターを経て、京都大学大学院文学研究科現代文化学系(二十世紀学)博士課程修了。京都大学博士(文学)。関西大学総合情報学部助教授。『インターネットの思想史』(青土社、2003年)で日経BP・BizTech図書賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。