内容説明
2004年8月13日、沖縄国際大学に米軍ヘリが墜落した。米軍による不当な占拠、証拠隠滅、放射能汚染の実態…当事者たちによる迫真のドキュメントと検証により浮かび上がった「7日間の真実」。黒焦げになった壁の保存運動から見えてきた、日常の細部を浸潤する巨大な暴力。米軍基地の75パーセントが集中する沖縄からの緊急報告。
目次
1 8・13米軍ヘリ墜落事件―事件の意味と背景(大学が米軍に「占領」された七日間―検証ドキュメント;事件とその波紋;大学は何を蹂躙されたか;放射能汚染を検証する;基地の中の日常;基地依存経済の縮図;岐路に立つ沖縄/日本)
2 「黒こげの壁」への想像力を問う―「記憶」の継承と発信(「記憶の場」を考える;可能性としての大学;二つの建物が語りたかった物語―ペルー館と琉球政府立法院;たじろがず見よ)
3 付録
著者等紹介
黒沢亜里子[クロサワアリコ]
1952年生まれ。沖縄国際大学教授。近代・現代日本文学、ジェンダー、セクシュアリティ、クイア理論研究
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