沈黙に向きあう

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  • サイズ B6判/ページ数 292p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791761753
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0000

内容説明

雑音飛びかう街頭から車内放送やイヤホンの漏れる音まで、とにかく騒々しすぎないか今の世の中。思想・芸術を語る言葉すら、けたたましく空虚に上滑りしてはいまいか。ものの本質とじっくり対峙するための静寂は、どこに消えてしまったのか―。

目次

沈黙恐怖
接触恐怖
草野心平さん
日本語の行方
きれいな興奮
ミレニアムをめぐって
はじめてのカンボジア訪問
季節感について
「この世の関節が…」
様式について〔ほか〕

著者等紹介

粟津則雄[アワズノリオ]
1927年、愛知県生まれ。文芸評論家。東京大学フランス文学科卒業。法政大学名誉教授。いわき市立草野心平記念文学館館長。『詩の空間』『詩人たち』によって歴程賞、『正岡子規』によって亀井勝一郎賞を受賞。評論活動の業績によって紫綬褒章を受ける。ランボー、世阿弥の研究をライフワークとする。著訳書多数
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

K.H.

5
エッセイ集。話題は多岐に渡っていて、筆者の知識と関心の幅広さに驚く。第一部はどうも世相診断めいたところが鼻につく。もちろん同時代に十分向き合った上でならどんな論調であろうと読み応えを感じるけど、本書の世相理解はなんだか皮相な気がする。文学中心の第二部と美術中心の第三・四部は面白かった。ただ、ひとつ注文をつけるとすれば、取り上げられている作品の写真を載せてほしかった。2022/04/26

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